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内容説明
子どものアトピー、肥満、若い女性の婦人科系の病気の増加などは、まさに伝統的な日本食を否定したところから始まっているといえます。いまの日本の食は無国籍・無地方・無季節・無家庭・無安全の、「五無の食」になってしまい、どの地方に出かけても同じような食事ばかりという印象があります。しかし、ごはん類、めん類、汁もの(みそ汁など)や常備食(漬け物など)といった伝統的な日本食には、まだまだ「県民食」といえるその地方ならではの食べ物が残っているのです。本書では、いまの日本人がなぜ「伝統食=県民食」を食す必要があるのかをわかりやすく解説し、日本人が病気にならない健康な体をつくるための食のありかたを提示します。
目次
第1章 FOODは風土の原点―日本縦断徒歩旅行
第2章 ほろびゆく長寿村・棡原との出合い
第3章 現代の食生活の乱れはカタカナ食が増えたせい
第4章 「県民食」のいろいろ(ごはん―主食のいろいろ めん類 みそ 汁もの 常備食)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
6
もー、病気になっているので、これ以上悪化させないように、ということかな。塩のおかげで農海産物が無駄にならずにきた日本(42頁)。私の地方にも伝統食すんきが塩不足で発酵食品が浸透したというので納得。カタカナ食でなく、和食に回帰すれば健康回復するというのも同感。通訳案内士日本地理や一般常識でも知っておく内容かもしれない。2013/04/25
Humbaba
3
ハレの日とケの日.メディアに露出が多いのは圧倒的にハレの日だが,実際に生活をしている時に多く出会うのはケの日である.その時の食事というのは特別なものではないが,だからこそ伝統的な知が凝集されているとも言える.2012/12/02
いえのぶ
1
管理栄養士で伝統食と民間食療法を研究する著者が、日本全国の昔から食べられている日常食についてごはん、麺、みそなどに分類してわかりやすくまとめている。2019/01/14