司法占領

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司法占領

  • 著者名:鈴木仁志【著】
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • 講談社(2014/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062772044

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内容説明

ロースクールが続々開校し法曹界は転機を迎えた。その陰には、弁護士を増やせ、というアメリカは政治的圧力があった。しかし、進出した米資本の巨大ローファームにおける、日本人の発言権はないに等しく、彼らはアメリカ流司法制度移入の手駒となった。日本の法律事務所は力を失い、日本人弁護士の自由も理想も失われたかに見えた・・・。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideki Ando

6
当時とはだいぶ状況は異なっている。弁護士の大幅増員というのも,夢物語に終わった。2016/07/03

晴れ女のMoeco

6
司法に興味がある人は是非!日本の司法が外資系の法律事務所に寡占されてしまうという話。「司法もビジネス」といえるのか??当事者も日本企業どうしなのに、アメリカ法に基づいて契約書が作られる。まぁそんなの序の口で、これが弁護士のすることかとかなしくなった。「青臭い」とバカにされつつも、自分の新年を貫く主人公がとても格好いい。弁護士増やロースクールを単純に「悪」としているのは私は賛成できないけれど、それでもリアリティ溢れて引き込まれるし、考えさせられる。これが一連の司法改革の前に書かれたかと思うと…2012/05/15

おかまん。

3
もっと多くの人に読まれるべき作品だと思うくらい今の日本の深刻さがリアルに描かれている。司法制度について全く予備知識がなくてもこれはアメリカのいいように日本の制度が変えられていることがわかるし、このままでは本当に努力している人が報われずビジネスのために法律を動かせる人が得をする世の中になってしまうのかと危機感を覚えずにはいられない。1人の弁護士のストーリーとなっているので普通の物語としても楽しめて、非常に為になる作品だと思った。2013/04/05

flcdd

3
面白かったですo(^▽^)o司法に興味がある人は読んだ方がいいです(=´∀`)人(´∀`=)なくても読んだ方がいいけど♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪人生をかけて、勉強、仕事をしてて、こういう感覚にならないといけないと思いました( ̄^ ̄)ゞ内藤の人柄に凄く惹かれましたd(^_^o)2012/04/22

リョウ

2
司法制度改革が完了した数十年後の未来のお話。司法はアメリカに蹂躙され、悪徳弁護士ばかりが蔓延るようになっていた。ある種のトンデモ本と片付ければ話は楽だけれども、あり得る未来の話と考えると恐ろしい。現実には人も社会も根底から変わるような動乱がなければここまで急激に変化することはできないと思うけど。2014/01/22

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