小学館101新書<br> 「金正恩の北朝鮮」と日本 「北を取り込む」という発想(小学館101新書)

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小学館101新書
「金正恩の北朝鮮」と日本 「北を取り込む」という発想(小学館101新書)

  • 著者名:辺真一【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251292

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内容説明

北朝鮮の極秘情報に通暁する著者が新体制を徹底分析

2011年12月17日、金正日はあっけなく死んだ。これで金日成、正日と続いた北の「一人独裁体制」が終わった。弱冠29歳でカリスマ性のない正恩が、70歳以上の重鎮たちを抑えて独裁ができるわけがない。金正恩体制はどのようになるのか。また、その体制は長続きするのか、短命で終わるのか。これらを見極める節目が、正日の百日喪が明ける3月末以降、次々とやってくる。国民の生活を犠牲にして先軍政治を続けるか、改革開放に向かうのか。権力闘争からクーデタ、内乱が発生するか、食糧難から暴動が起きないか。
そんな北朝鮮から、拉致された人々を救うためにも、日本はどう動くべきか。
NO1北朝鮮ウォッチャーである辺真一氏が極秘情報も交えて徹底分析する。「北は体制維持に長けていて、ジャスミン革命を期待しても無理。ただ、金正恩は複数回の極秘来日経験があり、日本語を解し、かなりの知日派であり、日本にあこがれを抱いている。また、北が安心してつきあえる周辺国は日本だけだと知っている。今こそ日本は拉致問題解決を条件に関係改善を図り、北を対中、対韓のカードとして活用する、くらいの発想の転換をしてはどうか。」と提唱する。

目次

第1章 謎の後継者金正恩
第2章 長男・正男の運命
第3章 誰もつかめなかった金正日の死
第4章 6ヵ国協議の行方
第5章 三度目の核実験とICBM発射はあるか
第6章 権力抗争で失脚した幹部たち
第7章 金正恩新体制の実力者
第8章 拉致問題解決への道
第9章 朝鮮半島での日本の国益とは何か
第10章 したたかな戦略外交を
第11章 金正恩体制の行方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

272
本書が出てからあまりにも事態が動いているから急遽読んでみた。本書での期待があった日本通のあの人が処刑されてて金正男は暗殺と情勢は少しずつ変わってきて今回の米朝首脳会談と一気に変わっているなぁ。2018/06/18

ひげおやじ

2
辺真一さんの言うように北朝鮮と交渉してみるのもありかなという気もする。交渉上手の北朝鮮と上手く渡り合える人が日本にいればの話だが。2013/03/02

Keisuke Nakajima

1
北朝鮮にとって日本は敵対国家ではあるが、金正日も金正恩も日本にお忍びで観光にきていたといのは事実のようだ。本書の主人公、金正恩の生母も大阪の在日朝鮮人だというのはほぼ特定されている。この近親憎悪的な感情も両国間の複雑怪奇な関係を象徴しているのではないか。日本人にとって絶対に実現しなくてはいけない拉致問題、制裁だけでなくからめ手を使って解決への道筋をつけなくてはいけないのだが…日本の政治の現状を考えると絶望的になる。泥をかぶる覚悟で交渉にあたる、それができるのが政治家なのだが。2012/08/05

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