幻冬舎新書<br> 金が通貨になる

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幻冬舎新書
金が通貨になる

  • 著者名:谷口智彦【著】
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344982512

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内容説明

戦後の金ドル本位制「ブレトン・ウッズ体制」に突如終わりを告げたニクソン・ショックから40年、これまでトンデモ論扱いされてきた金復活論が、ドル凋落と世界的な金融不安で俄に現実味を帯び始めた。実際、アメリカでは金を法定通貨として認める州さえ登場し、EUの中央銀行はしっかり金を確保、中国人もインド人も金を買い漁っている。金の復活は、世界を救うのか!? 突然訪れるその日のために、備えのない無防備な日本人へ、緊急警告。

目次

序章 第三の通貨政策X
第1章 「アメリカの原則」プロジェクト
第2章 金本位を求める動き
第3章 今度のドル安は違う
第4章 日本人は金が嫌い?
第5章 ドルvs.中国
第6章 アメリカ史と聖書と金
第7章 金本位求める大御所二人
第8章 金本位制への移行手順
最終章 金とアメリカの再起

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

脳疣沼

3
経済というよりも政治の話。金融危機が沈静化し、こんな話はどっかいってしまったが、危機があるたびに持ち出されてくるのが確実であることは、本書を読んで分かった。2018/03/10

みむら しんじ

2
再び世界経済は「金本位制」になる必要があり、その可能性もなくはない。その大きな原因の一つはFRB連邦準備銀行の酷い施作であり、中国経済の台頭というタイミングによるところは大きい。金本位制は世界経済を救うか。 なかなか頭を柔らかくしないといけませんが、なんとか読了。2012/07/22

しんこい

2
金本位制の復活がありうるのか、を論じた部分もさることながら、中国の政治、経済、通貨等が一体となったしかも長期戦略で世界の覇権を奪取しようという姿の方がより強烈でした。2012/06/16

wang

1
今、世界で語られている金本位体制への回帰論。さらにそのほか基軸通貨ドルを他のもので置き換える議論について詳しく述べ、そういう議論がされる背景について述べる。米国への金回帰論は主として宗教的側面があり、もし金本位体制が実現した場合の影響について深く突っ込んで語られることはない。だが、突発的にそれが実行される可能性は否定できないので研究は必要だ。米国の金融による世界支配体制を打破すべく、欧州や中国はSDRなど様々な形でドルを基軸通貨から引き釣り下ろそうと政治的意図が見られる。2017/10/28

旅猫

1
なかなトンデモ本のようで、まあそれでも学ぶところもある。よっぽど注意深くいないと、あらゆるニュースは「突然」に思えてしまうものね。2013/04/07

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