内容説明
町奉行とは別に設置された「火付盗賊改」（通称・火盗改）は、強大な権限と苛酷な詮議で凶賊たちを震え上がらせた。火盗改・横田源太郎配下の与力・雲井竜之介は、一見優男だが剣の達人。柳橋の船宿・瀬川屋に入り浸りつつ、５人の密偵を事件探索に潜らせている。米問屋押し込みが発生し、凶悪な手口から十数年前に市中を荒らしまわった賊との関連が疑われたが、雲井の密偵の１人が死体で見つかり…。新シリーズ、第１弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
なんと申しましょうか・・与力ってお給料も貰っているのに瀬川屋に居候みたいに飲み食いして舟と船頭を好きにしてる…ってところでプチんと。幾ら手下を５人も使っているからって・・。それに火盗改の横田さんが地獄の閻魔さんをするなんて・・結構残虐なサディストじゃないかと・・。まぁ残虐な強盗達ですからそれぐらいのお仕置きは仕方ないにしても・・夕食の後に読むにはキツかったかな(^_^;)。2022/07/16
フク
16
kindle unlimited。火盗改の与力であるためか、町奉行の同心と比べてもさらに荒っぽい。石抱き痛そう。 〈竜之介も八相に構え、やや刀身を寝せた。ただ、さきほどよりも両拳を高くとった。初太刀の斬撃を強くするためである。〉トップが高い方が強く振れるのか？試してみよう。2020/02/21
深青
16
鳥羽亮さん、初読み。シリーズが多すぎて、どこから手をつけて良いやら…。なので、１巻があったものに手を伸ばしてみました。主人公は火盗改方の与力。残忍な事件を密偵達を使い、時には己も剣を振るい解決に導いていくという感じのお話。今後でもう少し色々と掘り下げていくのかな…？さくっと読めて、楽しめました。今後の展開も楽しみにしています。2015/12/01
rakim
7
鳥羽さんのまだ読んでいないシリーズだったので初巻が目について購入。レギュラー登場者はどのような面々に収まっていくのでしょうか･･･という顔見せの巻。あの犯科帳が頭に浮かぶ時代小説ファンにはちょっと楽しみ。2015/12/31
史
4
極悪には慈悲などかけぬ。容赦なき拷問、容赦なき尋問。そんな話。2021/12/23
