日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ

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日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ

  • 著者名:漆原次郎【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492502310

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内容説明

その会議は、誰だって 1秒だって 眠くならない!!

19年ぶりのカー・オブ・ザ・イヤー獲得をはじめ、このところ停滞気味の自動車産業界にあって頭一つ抜けた出してきた感のある日産自動車。その背後には、ゴーン改革のスタート以来、日産の現場が練り上げ実践し続けてきたさまざまな取り組みがあるが、中でも特筆すべきなのが「日産の会議」だ。
日産の会議は考え抜かれ、合理的・効率的で、工学的に美しい。かつての日産と今の日産の違いは、この会議の在り方に集約されるといってもいい。
「意思決定者が出席しない!」「議事録もつくらない!」などの驚くべき会議手法を、日産自動車V-up推進・改善支援チームの全面協力のもと、日産の会議で使われる「11のツール」や「憲法」と合わせて明らかにする。
つまらない会議、無駄な会議を連日繰り返す日本のサラリーマンや組織人にとって衝撃の書。日本人の会議が明日から変わる!

目次

1 作戦会議室にて―震災対応がどこより迅速だったわけ!
2 一日集中討議―その日にはじまり、その日に結論を出す!
3 結論の出し方―意思決定者は会議に出席しない!
4 会議の終わらせ方―議事録をつくらない!
5 リーフ誕生―イノベーションは会議からも起こせる!
6 店頭対応向上プロジェクト―会議が変われば店頭も販売も変わる!
7 客を増やす仕掛け―横浜F・マリノスも変わった!
8 真のグローバル化へ―会議こそもう一つの共通言語である!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

43
V字回復を達成した企業や急成長したベンチャーの成功はトップのリーダーシップの質によるところが多い。この場合、成功の寿命はリーダーの寿命と一致する。成長の持続だけでなく破滅の回避のためにもトップダウンからボトムアップ切り替えが必要で、それは意思決定の変革が不可避。企業業績は意志決定の質、速さ、労力と強く相関することが知られている。日産の会議が追求するのは機能美。速く走る車の機能的なデザインが美しいように機能的な会議も美しい。生産現場で追求した徹底的な標準化と合理化を意思決定の現場に持ち込んだのが日産の会議。2015/08/04

またおやぢ

24
日産をV字回復に導いたビジネスプロセスについて、具体的な進め方や導入事例をまとめた一冊。この手の書籍を読むと常に思うのは、成功の秘訣は「手法」自体にあるのではなく、その手法を用いて期待する結果を導き出そうとする「思考」と「熱意」こそが成功の根源であり、その実行が生み出す「成功体験の積み重ね」こそが、その組織の文化であり財産だということ。その意味では、京セラの稲盛氏が提唱している『仕事の結果=考え方×熱意×能力』という方程式は最早や法則であり、この法則を自らのものにできた組織が生き残るということなのだろう。2016/09/02

たー

17
会議がタイトルになってるけど、むしろ有効な意思決定を迅速に行うためのシステムが確立されていることの方が重要だ。2012/04/26

もえたく

15
日産自動車が、東日本大震災後の車づくりの体制復旧を他社に先駆けていち早く成し遂げることが出来たのは、日々積み重ねきた「日産の会議」の賜物だった。その会議の仕組みを紹介した本。「その日に結論を出す」「意思決定者は会議に出席しない」「議事録は作らない」など。2018/10/11

ふぇるけん

13
日産が脅威のV字回復を成し遂げた原動力の一つであるクロス・ファンクショナル・チーム。これを支えたのが方法論としての本書で詳細解説されている会議メソドロジーである。議事録は取らない、意志決定者が議論に加わらない、といった通常の常識から外れた手法でありながら、実によく考えられた方法論だと思う。こういった手法そのものにも驚かされたが、それを全社に展開して機能させた展開力についても深く知りたかった。こういったしくみを推進するのはやっぱりトップダウンしかありえないんだろうなぁ。2012/07/30

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