内容説明
橘花学園第一寮。山の上にあるそこは、個性的な寮生たちが思い思いの、しかし規律を守った規則正しい学生生活を営む場所。三沢寿々花は高校入学とともに、寮の一員となる。同世代だけの生活という新たな環境に不安を覚えつつ、新入生を集めての入寮ガイダンスが始まる。そんな中、堂々と遅刻してやってきたのが寿々花のルームメイト・小鳥遊初音だった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クローカ
3
ライトノベル。百合げな女子寮もの。俺やっぱこの人の文章大好きだなあと再確認。あとがきで書いている通り特別なことは何も起こらないし、表紙の通り?派手さは微塵も無いのだけれど、丁寧に時にザックリと描かれる女子寮の様子、人間関係にどっぷりとのめり込ませていただきました。ごちそうさまです、という表現がここまで似合う小説もそうない。グルーヴよりは手癖の強い文体なのでダメな人はとことんダメだろうけど気に入ればガッツリ引き込まれると思います。とても良かった。2012/02/04
ユウ@八戸
3
野梨原花南がノベライズしてみた、というより、日常系を書いてみた、という印象。原作未読だけど、なかなかおもしろい。続刊予定だろうし今後も期待しよう2011/12/06
とめこ
2
面白かった!原作コミックスは未読です。山の上に建つ橘花学園第一寮に入寮した新入生の女の子達の1日のお話。1巻まるごと使って入寮1日目を書いてるので、小さな衝突やハプニングはあれど本当に事件も何も起きません(笑)でも不思議と面白いし引き込まれるし好きだ!ハクセンキンとか女子のギスった時の雰囲気とか妙にリアルなのがおかしい。寿々花が初音の服選びを手伝ってあげるシーンが好きです。かわいい。ミンチン先生とかゆかりん先輩とか脇キャラも個性豊かで良かった。原作コミックスも読みます。2016/02/21
こんこん
2
このべったべたに地に足ついてる感じがよい。派手じゃない話を派手じゃなく、飾らず、そのままに。さすがの野梨原花南。2012/01/04
ヤーマン
2
藤島先生原作ということで、原作は未読だけど購入。あとがきに記述があるとおり、何事もない日常が描かれている。けど、何故かその内容に引き込まれていってしまい、一気に読んでしまった。2011/12/25