メディアワークス文庫<br> 探偵・日暮旅人の贈り物

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メディアワークス文庫
探偵・日暮旅人の贈り物

  • 著者名:山口幸三郎【著者】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048709941

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内容説明

目に見えないモノを“視る”能力の酷使で体調に異常を来し倒れた旅人。陽子と灯衣は夜通し彼を看病する。だが2人が目覚めたとき、旅人の姿はベッドから消えていた。 消えた旅人は、自分が感覚を失うきっかけとなった刑事・白石に接近していた。しかしその最中、白石の息子が誘拐されるという事件が起こる。それを旅人の仕業だと踏んだ白石は、陽子を誘拐するという暴挙に出て ―― !? 旅人の両親とユキジの父親の過去を紐解く物語 『白日の下』、灯衣と母親の物語 『愛の旅』 を含む全4編を収録した 『愛』 を探す探偵・日暮旅人の物語、感動の最終巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

76
一部完結?旅人の過去の事件ははっきりして、敵との対決!その旅人の肩には見慣れない鞄が。旅人は誰も許さないけれど、自分にも厳しかった。殺人ではなく、自殺に巻き込もうとする。旅人の父親の事件もユキジの父親との関係も明らかに。旅人は誰を狙うのか?しかし白石は許せない。自分は巻き込まれただけって!ありえない!そして旅人を引き止めたのは、過去のあの子の声だった。ホッとしました。テイの母親の話もとても辛い。素敵な親子はなれたはずなのに。しっかり罪を償ってほしい。しっかり最終巻と書かれてる。何があった?続きます。2019/01/28

Ikutan

69
いよいよ、今までの謎や旅人の過去が明らかに。今回は、前回まで大きく拡げた風呂敷をあちらこちらから畳んでいくストーリー展開。これには、ついていくのに頭もフル回転。薬物やヤクザなどの裏社会から警察や政治との癒着などどんどん大きなスケールに。当初の穏やかなストーリーからは想像のつかない内容でしたが、意外な人物との繋がりやハラハラした展開で、きちんと収束。お見事でした。テイちゃんのお母さんと旅人の関係などは最後まで思いもよらない内容だったなぁ。彼の能力は変わらないようで、物語はまだまだ続くみたい。これは楽しみ~。2016/08/30

風里

69
旅人の過去と、それに繋がる過去が一挙に並ぶ。 灯果を責めることは出来ないけれど、それでもどこかひとつでも綻びが出来なかったものか。 陽子先生に救われる旅人にほっとした。2013/06/08

itoko♪

67
シリーズ第4弾。旅人の悲しく壮絶な過去の全容が明らかになる。身勝手な思惑や大人たちの柵に巻き込まれてしまった旅人。でも、この作品はそんな哀しさの中にも、人が人を思いやり愛することで生まれる、小さな奇跡を感じさせてくれる。旅人が失ったもの、それ以上に得たものは きっと少なくはなかった。そう信じたいです。これが最終巻。次のセカンドシーズンも読みたい。2016/12/22

momi

47
日暮旅人シリーズ第四弾!良かった!感動の最終巻!18年前の事件の真相…旅人の壮絶な過去に…ユキジの背負うもの…。みんなみんな壮絶な人生を歩いてきたんだね…。ティちゃん親子も…。第一弾の「椅子の声」からは、想像もつかない展開になってきて、ますます目が離せなくなりました。セカンドシーズンもゆっくり追いかけていきたいと思います♪願いはみんなが幸せになりますように…。2016/11/25

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