角川oneテーマ21<br> 人はなぜ「神」を拝むのか?

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角川oneテーマ21
人はなぜ「神」を拝むのか?

  • 著者名:中村圭志
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041100226

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内容説明

人生は問題だらけだが、神様を信じれば問題がなくなる、というわけではない。神様それ自体が“モンダイ”だからだ。「宗教は善いものとも悪いものともつかない」という見方から入る、いちばん身近な宗教入門書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

38
人間は文字通り信じていなくても、拝んだり祈ったりする。正月に神社を訪れて柏手を打ったりするのは、習俗、習慣、文化なのだ。個人的な強い信仰心ではない。一般論として、儀式においては、人間はカミガミに祝福してもらうことを願う。 それは参加者一同との交歓の場にもなっている。結婚式は愛をカミサマに誓う儀式であるかもしれないが、親戚友人一同へのお披露目の場でもある。相撲はカミへの奉納でありかつ贔屓に見せる娯楽だし、ギリシア悲劇の上演はディオニュソスの神への奉納だった。初詣で柏手を打ったり、おみくじをひくのもそうだ。2020/02/17

アルカリオン

9
「百匹目の猿」の真実!!▼一匹の猿が川で芋を洗う行動を発明し、まわりの猿に伝播していった。芋を洗う猿の数が一定数に達したところ、不思議なことにほとんど一瞬にして群れ中の猿が芋洗い行動を身に着けた。動物行動学者ワトソンが『生命潮流』(1979)で書いたこのエピソードは、ニュー・エイジ、精神世界、あるいは経営成功術といった分野で多くの信者を獲得した。このエピソードの一番のツボは、これがワトソンの作り話だということだ!それにも関わらず、この逸話は爆発的に普及した。それこそ、百匹目の猿現象を地で行くように。2020/12/10

nizimasu

6
この本には、現世利益的な部分と、悟りや修行といった精神的な宗教上のカタチを解説した上で、それぞれの世界宗教を中心とした宗教組織の発展を通じて、宗教とは何なのかを解き明かそうとする本だ。しかし、そこには宗教は○○であるといった答えはない。むしろ、究極なものを概念化し意味付けようとする人間の性みたいなものが浮かび上がってきたりする。この土筒巡りのような議論の中に個人的には興味深い宗教へのトピックがあり、ちょっとした頭の体操になりました2014/09/14

あんこ

0
先立つ知識が無いと、すごーく軽い本に感じるかも。視点としては良いんだけど、構成や文体で損してる気が。2012/06/05

オリバー

0
小難しいことが続いているけど、文章がフランクなんでわかりやすいかも。 あと「治るぞよ。」ってなんか、気にいった。2011/11/05

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