中経の文庫<br> ルーヴルの名画はなぜこんなに面白いのか

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中経の文庫
ルーヴルの名画はなぜこんなに面白いのか

  • 著者名:井出洋一郎
  • 価格 ¥754(本体¥686)
  • KADOKAWA(2013/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784806140689

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内容説明

ルーヴル美術館の展示順序にできるだけ沿い、カラー図版ですぐ作品がわかり、必要な解説が現地で読めるようなガイドがないものか? そして家庭でヴァーチャルに図版を鑑賞してもその場の雰囲気を楽しむことができるルーヴル本がほしい、本書はそんな声に応えた「中経の文庫 名画シリーズ」第3弾。府中市美術館の井出館長の軽妙な解説によって、ルーヴル美術館の傑作を見る楽しみが倍増します。本書は、ルーヴル美術館を訪れる時には必携の一冊。

目次

第1章 ドゥノン翼へ(時代概説 ギリシア・ローマ 優雅でダイナミックな彫刻たち―紀元前6‐紀元後2世紀ギリシア、ローマ 時代概説 ルネサンス絵画 人間性と古代の「復活」―15世紀イタリア 時代概説 ルネサンス、バロック絵画 「調和の美」から「劇的効果」へ―16‐17世紀イタリア、スペイン 時代概説 フランス絵画大作 「新古典主義」VS「ロマン主義」―19世紀フランス 時代概説 ルネサンス、バロック彫刻 ルーヴルの中庭を飾る彫刻―16‐17世紀イタリア、フランス)
第2章 リシュリュー翼へ(時代概説 フランドル絵画 油彩で全欧の美術をリード―15‐17世紀フランドル 中世末期からバロック 時代概説 ドイツ、オランダ絵画 肖像画と風景画のブーム到来―16‐17世紀ドイツ、オランダ 時代概説 フランス絵画 「冷たい美女」の誕生を見る―15‐16世紀中世末期からルネサンス)
第3章 シュリー翼へ(時代概説 フランス絵画 フランス人が誇る美術の黄金時代―17世紀古典主義とバロック 時代概説 フランス絵画 「ロココ」から「自然主義」へ―18‐19世紀ヴァトーからコロー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

32
ルーブルに行ける見込みは今の所無いけれど、改めて凄いコレクションだと思った。100円で楽しめるとは眼福です。全てカラー写真付きなのも有難い。過度な感情移入が無く、ウンチクの羅列でもない。著者はちゃんと、描かれた時代に即して考える。正邪も善悪もその見識があってこそ測り得る。 一方で、人でなし(レンブラント)とか性悪オヤジ(ラ・トゥール)とかハッキリ言う所は面白い。彫刻ってやっぱり表現なんだなとか、肖像絵画の表情はよく考えられているなといった事を感じた。フランスでは17世紀が絵画の黄金時代とされているとは意外2019/01/01

佐島楓

23
来年ルーブルにいけるかもしれないので予習。やっぱり彫像、そしてフェルメールが見たいです。地図がざっくりしている感がありますがこれでわかるかな?2013/09/03

nob

12
著者の主観強めながらオーソドックスな内容。なので、「3時間で堪能ルーヴル名作ガイド」とかオーソドックスな題でいいと思う。シリーズものということでタイトルを合わせたかったのかな。2018/01/04

bibliophage

3
知らない名画や彫刻が載っていて、新しい発見があった。ルーヴルで「眠るヘルマフロディトス」のような美しい作品を見てないのがすごく残念だった。文庫本なので、少し物足りなさはあるけど、ルーヴルの入門には、ルーヴルのことも書いてるし、ちょうどいいのかなと思った。2015/06/11

たいちうみ

3
美術作品は知識を得ることでより一層面白く鑑賞できると思う。ルーブルの中でも押さえておきたい作品がおおかたピックアップされており(自分の好きな作品何点かが掲載されてなかったのは少し残念)、予定滞在時間に応じて紹介されている作品を回れば、特に初めて行く人は、ルーヴルをとても楽しめるのではないか。聖書の名画編やギリシア神話の名画編が面白かった人に勧めたい。2011/06/29

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