内容説明
【競馬シリーズ】弁護を引き受けろ。そして裁判に負けろ……アマチュア騎手で弁護士のメイスンは、ライバルの騎手を殺害した容疑で逮捕されたミッチェルの依頼を受けた。その直後から奇妙な脅迫が彼を脅かす。時を同じくして、逆恨みをしたかつての依頼人がメイスンを襲撃してきた。ふたつの事件には関連があるのか? 恐怖と職業倫理の間で揺れ動くメイスン……競馬シリーズの興奮にリーガル・スリラーの醍醐味を盛り込んだ巨匠の意欲作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
65
大事な人を囮にされながら脅迫と暴力を受けてどんどん言いなりになる人達。裁判の最後で決着かと思いきや最後まで気が抜けない展開でした(>_<)2016/12/04
くりり
49
久し振りの競馬シリーズ、今回は弁護士でアマチュア障害騎手のメイスンが主人公、脅迫・脅迫・脅迫・審判のお話、デックフランシスの本はあと少しだけ...2016/06/16
やす
3
ディックフランシス競馬シリーズ42作目。弁護士でアマチュア障害競馬ジョッキーが弁護に失敗した青年から脅迫される。「弁護を引き受け負けろ」と。毎回違う設定ながら水戸黄門のようにある種の型にはまった展開。今回も落馬、家を荒される、直接対決。何度も見て来た展開だけれど、きっと年に1回だから飽きずに読んでこれたんだろうなあ。最後は少し意外な気がした。鬼籍に入りつつあったディックの心境の変化?息子の性格?2011/05/27
sarakura3
2
最高です。面白くてどんどん読みすすんでいきます。途中でやめられなくなります。良かった。2015/07/15
よしだ まさし
1
ディック・フランシス&フェリックス・フランシス『審判』ハヤカワ文庫HMを読了。 アマチュア騎手でもある弁護士のメイスン。彼は、「ライバルの騎手を殺害した容疑で逮捕された人気騎手の弁護を引き受けて、そして裁判で負けろ」という脅迫を受ける。脅迫状には、自宅の前にいる老いた父の写真が添えられており、言うことを聞かなければ父親に被害が及ぶということが暗に示唆されていた。 それとは別に、かつてメイスンが弁護をしながら裁判で負けた粗暴な男が、逆恨みからバットを手にメイスンを襲うという事件が発生する。恐怖からそ2014/07/04