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内容説明
神護寺の伝源頼朝像は足利直義と決した。では、本当の頼朝の顔はどんなものか。それはどこにあるのか。多くの頼朝像の画像分析と文書解読の歴史推理のはてに、ついにたどりついた頼朝像発見のドラマを描く。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっち
1
日本史が書き換えられている話は聞いていたが、そもそも江戸時代から、足利直義の肖像画が頼朝ということで広く知られていたのですね。本の中には明らかに北條頼時そっくりの木像が伝頼朝像となっている事実が分かったりと刺激的で面白かったです。古文を読み解くあたりは、ちょっと骨がおれましたが、そこを読み飛ばしても十分に意味は分かります。北條政子の善光寺如来信仰など興味深いです。この本で触れられているわけではないですが、足利尊氏像が実は高師直像だったり、この時代の肖像が混乱しているのはその後に戦国時代の混乱期のせいか。2011/11/03
兵衛介
1
数ある頼朝像の中で、信のおけるものは甲斐善光寺蔵の木像のみ。そしてなぜ甲斐善光寺に頼朝真像が伝来しているのか。この結論に至る実証プロセスが詳しく書いてある。2011/07/25
KOBAYASHI
0
◎2011/11/02
たぬき
0
ブロンソン2011/11/22
onepei
0
ちょっと強引な展開もあるように感じたが、おもしろい。本の中でも触れられている次回作も楽しみ。タイトルはちょっとわかりづらいと思った。2011/05/16