角川oneテーマ21<br> ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方

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角川oneテーマ21
ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策のつくり方

  • 著者名:飯田泰之
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 特価 ¥396(本体¥360)
  • KADOKAWA(2013/05発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047102576

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内容説明

経済政策の基本である「成長政策」「安定化政策」「再分配政策」を、日銀の政策や年金問題など具体例をもとにわかりやすく解説。日本経済の処方箋を自らの手で作り出す最良の教科書登場!

目次

第1章 幸福を目指すための経済政策(幸福と経済 経済政策の3つの柱 経済政策を考える出発点)
第2章 成長政策(成長政策の基本 市場の機能と競争政策 「市場の失敗」にどう対処するか)
第3章 安定化政策(安定化政策の基本姿勢 財政政策 金融政策)
第4章 再分配政策(再分配政策の基本理念 「セーフティネット」としての再分配政策 日本の社会保障制度の再分配機能をいかに変えていくべきか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおかみ

12
経済政策の基本的な枠組みをまさに「ゼロから学ぶ」ことのできる一冊。特徴的なのは、理論や学説を無味乾燥に解説するのではなく、ところどころ著者の理念・主張が織り交ぜられているところ。そう聞けば入門書に不向きとも感じられるが、そのことによって確かに理解度が増すのである。ゆえに、経済学の議論がなかなか理解できないという人がその苦手意識を克服するのに最適であろう。2010/12/13

yamikin

9
相変わらずわかりやすい。か政治家も市民も左翼も右翼もみんな読むべき。済成長という絶対的な目標をどの分野で実現すべきか。ここらへんは『デフレの正体』あたりにつなげられそう。2011/02/20

よしよしニャンコ

8
わかりやすかった。経済政策は、成長政策・安定化政策・再分配政策の三本柱から成り立って、それぞれ具体的にどんな政策が考えられるかが紹介される。世間で言われる「規制緩和は危険」「最低賃金の引き上げを」「インフラ産業に外資は危険」といった意見が、必ずしも常に正しいわけではないとわかった。そりゃあどんな政策にも何らかの副作用が伴うので、その副作用を緩和するための方策も同時にとっていく必要があるよね。最近クーポンを配る風潮があるが、現金給付も現物給付も問題があり、その両者の落し所という意味合いもあるのだとか。へー。2022/11/23

白義

8
タイトル通り、手っ取り早く経済政策を学びたいならこの本が一番。分かりやすいし水準もかなりのもの。経済政策の目的は成長、安定、再分配の三つだと明快に指摘して、それぞれに応じた政策を、丁寧に、ある程度の情熱も含めて解説してくれる。確かに著者の主観は入っているが、まあそこらの三文本はほとんど主観だけなので十分客観的だし、事実物凄く読みやすい。行動経済学の成果を取り入れたり、ベーシックインカムやパターナリスティックリバタリアニズムといった流行りの論点にも言及して、お得感が強い2012/02/08

takizawa

6
経済政策には3つの柱がある。第一に経済成長(お金だけで幸せになる人はいないとしてもお金を貰って不幸になる人はいない。だからまずは国民一人当たりGDP=平均所得を上げることを基本目標に据える)。第二に経済発展が阻害されないようにするための安定化政策。第三に自己責任を問えない失敗を皆で支えるための再分配政策。この3つを軸にして「教科書よりは感情的、思想書・時評よりは理論的」に基本事項を解説していく(=提言書ではない)。オーソドックスだということとあくまでも経済学的思考を基礎にしている点が特色。2010/11/16

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