講談社現代新書<br> 財政危機と社会保障

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講談社現代新書
財政危機と社会保障

  • 著者名:鈴木亘【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 講談社(2014/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062880688

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内容説明

日本の財政危機はどのくらい深刻か、医療・介護は成長産業なのか、少子高齢化・人口減少の影響とは、待機児童問題はなぜ解決しないのか。借金日本で安心して暮らすための社会保障入門。●日本の財政危機はどのくらい深刻なのか? ●医療・介護は本当に成長産業なのか? ●待機児童問題はなぜ解決しないのか? ●世界最速ですすむ少子高齢化、人口減少の影響は? (講談社現代新書)

目次

第1章 「日本の借金」はどのくらい危機的なのか?
第2章 「強い社会保障」は実現可能か?
第3章 世界最速で進む少子高齢化、人口減少のインパクト
第4章 年金改革は、第二の普天間基地問題になるか
第5章 医療保険財政の危機と医師不足問題
第6章 介護保険財政の危機と待機老人問題
第7章 待機児童問題が解決しない本当の理由
第8章 「強い社会保障」ではなく「身の丈に合った社会保障」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
この先生の理論や言いたいことは前からご本人のブログで読んでいました。この分野では結構リフレ派のエコノミストなどにとっては耳の痛いことを言っているので私はかなり評価をしています。将来のことを考えるとまずは本当に財政支出を絞って消費税をきちんととって財政再建をしないと大変です。本当に最後に言っている「身の丈に合った社会保障」が求められるのではないかと思われます。2015/11/14

えちぜんや よーた

82
ミクロ経済学の基本的な原理原則を使って書いてるから、精神論と根性論以外では、ツッコミようがない。でも社会保障が専門の経済学者もたいへんやなぁ。こんな「ホントのこと」をずけずけと公言したら、おちおち病院にもかかれないし、こどもをうっかり保育園に預けることもできないのでは?ふだんの生活で、厚生労働省が管轄しているような分野は、どうしてはるのか、気になるところです。2014/04/24

きいろ

26
読みやすくはない。知っておく必要があるから手に取ったのだけれど。読めば読むほど暗くなる。身の丈にあった社会保障ねー。2016/05/08

清水勇

6
皆問題と理解しても、何とかなると何も行動しない社会保障(年金、医療、保育、介護)の危機的状況を丁寧に説明。知らなかった事実は、①1400兆円の個人資産は上位所得者3割が8割を有し、②厚生年金で1000兆円あるべきが、大盤振る舞いと無駄遣いで150兆円しか残ってないこと、③1940年生まれは積立額に対して3090万円受け取り得、私の世代が±0、1985年生まれで2120万円支払い損は、大きな衝撃。私含めて高齢者は、生活を我慢し、医療を受けず、潔く死を迎える努力で、若い人にこれ以上の苦痛を与えない覚悟が必要。2014/07/10

ウラー

5
現在の社会保障制度の分析には説得力があった。たとえば介護料金改定。政府はシルバー民主主義の圧力に負けて料金を引き下げたが、結果としてヘルパーが減って介護待機者が増えたという説明。自分で自分の首を絞めている。皮肉だが民主主義っぽくて好きだ。年金の説明もいい。これまでの大盤振る舞いのために年金受給者は得して当然だと思っていて、負担すべき現役世代も赤字国債で先送りできるのでそれほど問題にしていない。実際に負担する将来世代には選挙権がない。これは悲劇かな?それとも喜劇かな?僕には悲劇だ。2016/04/01

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