内容説明
〈ローカス賞受賞作『イリアム』に続く完結篇(全3巻)〉地球化された火星の神殿に暮らす神々に対し、ギリシア神話の英雄たちはついに反旗をひるがえす! 巨匠の壮大なるSF叙事詩完結篇
ギリシア神話の神々によって復活させられ、トロイア戦争を観察してきた学師ホッケンベリーがとった行動をきっかけとして、戦いの局面は大きく変化した。刃を交えていたアカイアとトロイアの軍勢が手を組んだのだ。アキレウスやヘクトルをはじめとする英雄たちは、これまで自分たちを守護してきたゼウスら神々に叛旗をひるがえし、苛烈なる戦闘に突入した!ローカス賞受賞作『イリアム』の続篇にして完結篇、いよいよ開幕! /掲出の書影は底本のものです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
武夫原
5
「イリアム」でいよいよ物語が動くのか!というところで終わっていましたが、本作でどんどん動きがありますね。これは続巻がますます楽しみに!セテボスやヴォイニックスは何者なのか?巻頭の登場人物紹介で書かれているにもかかわらず、未だ登場していないシコラックスや静寂はいつ登場するのか?なぜ、神々はトロイの戦争に介入するのか?謎は完全に解決するのかな?2017/10/22
たこのまくら
5
『イリアム』の続編にして3分冊の第1巻。相変わらず地球人以外の生物の出自が謎に包まれているけれど、すこーしずつ明らかにされてきているのかな。そして古典的人類、モラヴェック、古代ギリシアの各パートがいよいよ繋がる次巻以降に更なる期待。2013/09/22
けいちゃっぷ
5
『イリアム』を読んでから1年経っているのでほとんど忘れていたが、それも気にならないほど。 しかしダレ場がないので集中して読むと疲れる。 いよいよ三つのパートが繋がるのですね。 589ページ 2013/05/03
poefan
2
これもやっと1巻目を読み終えた。中盤から読みエンジンがかかり一気に進んだ。抜群に面白くなった。2014/07/18
ミラクロン・カエサル
2
いろんなお話(地球・火星・木星)がつながってきました。後はガンガンと進んでいくだけ・・・なんて油断していると、とんでもないどんでん返しがありそうで楽しみです。地・火・木・・・の後ですから、ドッテンカイメーでしょうかね(笑) それにしても、「イリアム」と「オリュンポス」、どうしてタイトルが違うのでしょう。いきなり「オリュンポス」から読み始めちゃう人もいるんじゃないかな。 2013/04/08