ブルーバックス<br> 麻酔の科学 第2版 手術を支える力持ち

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ブルーバックス
麻酔の科学 第2版 手術を支える力持ち

  • 著者名:諏訪邦夫【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 講談社(2014/04発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062576864

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内容説明

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麻酔は身体の機能を他人にまかせること。全身麻酔下の手術では、意識を失った状態で、呼吸・心拍など、身体の根本機能を長時間、他人にまかせることになります。それなのに私たちは、麻酔のことも麻酔科医の仕事もほとんど知りません。知らないまま、平気で手術をまかせられますか?安全が確立されるまでの試行錯誤の歴史から、最新の麻酔薬、装置、施術法まで、手術を支える麻酔と麻酔科医のすべてを解説します。(ブルーバックス・2010年6月刊)

目次

麻酔の実際の進み方の大筋
吸入麻酔から静脈麻酔―二つの麻酔法の話
お腹の手術でのどが痛い理由―気道確保
麻酔における麻薬の重要性―麻薬は麻酔に役立つ鎮痛薬
麻酔中の酸素不足―肺がつぶれて酸素が足りなくなる問題
身体の外から動脈の血の色を見る―いろいろな監視装置
医療で死なないために―手術と麻酔の事故
硬膜外麻酔の役割―自律神経系との関係
南米先住民の功妙な狩猟―筋肉をやわらかくする薬
手術中に意識が戻る恐怖―術中覚醒と記憶
手押しの人工呼吸が鉄の肺に勝った―呼吸管理と集中治療
もう一つの麻酔の応用―ペインクリニック
作用のわからない薬の代表が“麻酔薬”―有効性からメカニズムへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

13
もしも麻酔がなかったら・・・・19世紀ころのイギリスでは確か麻酔なしで歯を抜いていたと聞いたことがあるが、歯医者のお世話になっている私には とても信じられない。医学の進歩の背景にあるものは麻酔ということにきずいた本。2013/09/13

ロッキーのパパ

11
麻酔に関する基礎知識をまとめた入門書。本文は想定通りの内容だったけど、昔ながらのブルーバックスのイラストが使われていることが印象に残った。高校生ぐらいのときにブルーバックスを読み漁っただけにすごく懐かしい気分になった。2010/07/25

nchiba

4
僕が頚椎の手術をしたときの事を思い出しながら読んだ。僕は手術室まで意識はハッキリしていて、静脈に確保されたラインからの麻酔だった。一瞬で意識が無くなったっけ。そんなところから興味を持って読んでみた。麻酔の技術はどんどん進歩はしているみたいだけど、どういう原理で作用しているのかはわからないものばかりらしい。薬はそういうものなんだって。なんだか不思議だな。2010/06/29

壱片時乃

3
麻酔科医が臨床的な経験に基づいて書いた麻酔にまつわる諸問題とその技術的解決法の本。科学的(特に化学的)な記述はわずかで、ほとんどが医学的応用面での話に終始しているので「麻酔の医学」と言われたほうがしっくりときます。実際に麻酔手術を受ける際に心得として知っておくべきことが多く勉強になりました。特に痛みを取ることの重要性がこれほど高いものだったとは驚きです。また麻酔は意識をなくすものですが、「意識がある」とはどういう状況なのかまだ全然分かっていないというのも意外でした。2011/12/02

calaf

3
痛みはちゃんと取り去るべし。ペインクリニックというのは、初めて聞いた言葉でした。ここには、麻酔科の先生がいるのか...2010/08/07

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