内容説明
電子書籍元年の象徴として注目されるキンドルだが、その破壊力は出版業界にとどまらずインターネット全体に及ぶものである。コンテンツ業界のエキスパートとして知られる異色の経済官僚が説くポストFREE=グーグル革命後のウェブの形。
目次
第1章 キンドルの出版革命(本の誕生と進化 三つの費用 ほか)
第2章 「デバイス」がインターネットの常識を変える(なぜキンドルで本が買えるのか? コンテンツ産業は通信キャリアを信じない ほか)
第3章 デバイス=クラウド生態系―インターネットへの反革命(自由の敵、反革命の嵐 インテル、マイクロソフトからグーグルへ―デジタル二重革命の主導力 ほか)
第4章 フリー(無料)文化の終焉―ハイブリッド文化経済(デバイス=クラウド生態系に開けられる「穴」 コミックマーケットはなぜ民間版著作権特区たり得たか? ほか)
第5章 ポストグーグルの再革命へ向けて(「新たな自由」への鍵―IDの効力論 プラットフォーム対クラウド―中立性の次元 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
3
Kindleで始まったが、AmazonやGoogleのクラウドサービスの説明とその危険性の啓蒙がメインだった。10年前の本のため、古さを感じるところはあるが、現在につながる問題点が多数指摘されており、時代を先取りした良著なのかなあ。 ●クラウド社会のこれからについて2022/01/02
nicokiyo
2
タイトルのkindleに反応して読んだが、中身の本筋は違う内容でした。デジタル革命を法的視点と技術的視点で述べられており、知識を獲得する上で参考になりました。2017/04/28
はすのこ
1
デジタルコンテンツの時代の流れの説明。こういう事は佐々木俊尚にやらせておけばいいのではないかと思う。2015/12/25
tankaru
1
なんだか頭に入らない。期待しているものと内容とが乖離しているのだろうか。2015/04/29
クロネコ
1
本の題名と中身がこんなに乖離してるのも珍しい。筆者が書きたい内容と編集者が売り出したい本の名前が別方向向いたまま合体した本。中身は悪くないんだけど、題名に引かれて選んだので、だまされた感が強い。2014/10/27