内容説明
江戸中を震撼させた連続辻斬り事件の探索で、中山道倉賀野宿へと出張った逸馬は、『阿弥陀湯』の三助巳代吉に疑いを抱く。あえて大火傷を負い顔を変えて逃げ続けた巳代吉は、真犯人の顔を見たと訴え出る。一方で信三郎と真琴は、事件の背後にある八州廻り畠山と両替商絡みの不正をつかむ。シリーズ第8弾!(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
120
梟与力吟味帳「紅の露」8巻。 逸馬、信三郎、パチ助いいコンビですね、だんだんと幕閣の深層部にメスを入れているから?亡くなる人が多いです。茜さんは何処へ行ったのかな。2015/04/11
みちゃこ@灯れ松明の火
14
暑い夏の始まりに冬に突入の「梟与力吟味帳」。手がかじかんで…なんて書かれても、逆に羨ましく感じる。その冷たさ下さいませ〜。 だんだんと事件は幕府の中核に入りつつあるのか、今回は死ぬ人が多かった。逸馬さん、もっと怒って暴れても良いのでは? 悲しいけど茜が姿を消す。このままではあまりにも茜が可哀想。いつかきっとこの物語で会えますように。2011/06/30
roomy
13
梟与力シリーズ8作目。面白かった。茜にハッピーになって欲しいのにまた、どこに行っちゃったんだよ〜涙。 それにしてもパチ助はラッキーなのか不幸なのか毎回なんだかんだ振り回されて可哀想だけど笑える。2013/02/26
nyaboko
6
パチ助の扱いがマンネリ気味だが、相変わらず酷いwww でも毎回結局おいしいところをキチンと掬っているのだから文句は言えないよねw 『紅の露』が、逸馬の正義感とおせっかい焼きの話が上手く活かされてながら、最後が切なくて結構お気に入り。風花の舞は信三郎どうした!?と思いきや、という展開で、内容はちょっと物足りなさがありながらも、なかなか新鮮だった。2012/11/10
黒ねこ
3
8作目。パチ助さんがいつも損?な役回りなのが可哀想を通り越して次はどこへ行くのか気になる。 逸馬と真琴さんと茜ちゃんの三角関係が、はっきりしなさすぎてもどかしい。この先どうなるんだろう。とりあえず、戻ってきてほしい。2010/12/02