内容説明
「私は専門の歴史学者ではありません。であるけれども私は、なまじの学者より日本史のことがよっぽどよくわかっていると自負しています」。教科書に載らない日本史の「ホントのトコロ」を井沢史観でズバリ解説。隔月刊行シリーズ第一段は、日本固有の精神「和」「ケガレ」をテーマに、唯一無二の新解釈で飛鳥時代から江戸時代を再構築する。
目次
序章 既存の歴史学が「本末転倒」であると断じる理由
第1章 世界史との比較なしでは、日本史の「特異性」が見えて来ない!
第2章 文明の個性が「宗教」に集約されるのはなぜか!?
第3章 日本人が知らない日本固有の信仰―それが「和」である!
第4章 歴史から失われた「真実」は、こうすれば突き止められる!
第5章 「武士」と「差別」の根源―日本人が最も忌み嫌う「ケガレ」とは何か!?
第6章 時代を超え日本人の歴史を貫く「言霊」の魔力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
36
2009/9/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2013/6/28〜7/7 井沢さんの日本通史の新シリーズ。後書きで本人も書いているように、逆説シリーズよりは優しく書かれたタイトル通り入門編。一巻である本書は、井沢日本史の通奏低音である、和、言霊、宗教、怨霊を中心に日本史を通じて日本人論を語っている。社会はどんどん西洋化しているが、日本人の精神は変わって居ないのが良くわかる。2013/07/07
Tomoichi
6
著者の本を読むのは何年ぶりかな?歴史をみるのに宗教の重要性を説く彼の意見に賛成。入門ということだけあって読みやすいが、繰り返しが多いのが気になるかな。2015/08/21
那由多不可思議
5
日本人にとっての ケガレ の意識、勉強になりました。2012/12/08
はじめ
3
日本は良くも悪くも「和」に支配されていることがよく分かった。DNAに刻み込まれているんだな。2016/10/04
KEITA
3
なかなか面白い内容でした(^o^)日本史というか、日本の文化・風俗について考えさせられました。2012/02/15