角川ソフィア文庫<br> とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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角川ソフィア文庫
とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

  • 著者名:鈴木裕子【編者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044072056

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内容説明

女性的な息子と男性的な娘をもつ父親が、二人の性を取り替え、娘を女性と結婚させ、息子を女官として女性の東宮に仕えさせた。二人は周到に生活を送っていたが、やがて破綻していく。平安最末期の奇想天外な物語。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

目次

悩める大納言の登場
内気な若君と活発な姫君
姫君(実は男君)の裳着
若君(実は女君)の加冠
宮の中将の登場
女君の結婚問題
偽装された結婚生活
女君の憂愁
男君、尚侍として出仕する
きょうだいの合奏〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅてふぁん

27
この作品は登場人物の名前が出てこないのでちょっと読みにくい。官職名での人物特定となるのだけれど、官職が変わっていくのでややこしい。この物語を元にした作品を数々読んできたけれど、原典を読むのは初めて。とはいえ、この本も抜粋されているので、次は全文を読んでみようと思う。2016/11/27

fseigojp

26
読みようによっては元祖BL(やおい)とも読める 古典は奥深い2017/05/22

みっぴー

23
和風ベルバラとでも言いましょうか……女性を男装させて宮中へ出仕させ、男性は女装させて女官に仕立て上げるという、現代でも十分需要がありそうなおいしい設定を、十二世紀頃に生み出していた我々の祖先。偉大すぎます。男女を取りかえた兄妹は、宮廷の人々と接することで、徐々に自分達の置かれた不自然な立場を自覚していきます。宮廷内の愛憎劇や、兄妹の葛藤など、読者を飽きさせないクオリティの高さに驚かされました。日本の古典ってすごい。2015/08/12

かふ

21
河合隼雄『とりかへばや、男と女』を読んでいて、原作はどうなのか?と読みたくなったのだ。かなり面白かったというかこの時代から日本はあまり変わっていないのか?それとも日本文化の本質がそこにあるのか?これは古典と言えでも今のフェミニズムの問題でもあると思った。 たんなる男女入れ替えの物語だけではなく、入れ替わったことで性格も変わっていくのが興味深い。一つは出産も問題がある。身体的に一番問題なのは女のセックスは妊娠が伴うということだった。その性差は、自由にセックス出来る男とは身体的に違ってしまう。 2023/01/27

coco夏ko10角

21
前から興味があったのと、野村美月さんの「吸血鬼~…」シリーズで今度扱われるテーマだったので手に。男女入れ替わる・ということくらいしか知らなかったので、予想外の展開ばかりで驚き。まさかこんなに先がどうなるか分からず面白い作品だとは思わなかった。2014/12/16

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