内容説明
大不況に翻弄された就職活動をくぐり抜け、晴れて社会人の仲間入り！ ヒヤヒヤの研修、ドキドキの配属、地獄の長時間通勤を経て、一人前になったかと思ったら強制異動!? やる気をなくしてすっかりマンネリ、新天地を求めて転職を決意、退社の意志を伝えたら社長にクビを言い渡され……。働くあなたを応援する、共感必至のコミックエッセイ。
目次
０年目（気がつけば不況だった 小さな小さな第一歩 ほか）
１年目（配属と落胆と現実と 社長室付けになる ほか）
２年目（偽りの経歴と他社の名刺 自社に戻るは地獄のはじまり ほか）
３年目（年長者たちの現実 営業部への強制辞令 ほか）
４年目（おわりのはじまり 転職活動）
クビ！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
36
なかなか面白かったです。マンガとエッセイが交互に出て来て、知らない業界の話でしたが、イメージしやすかったです。確かに大学卒業後の新卒での就職先って、就職する事自体が目的となってて、すっごく先の事なんか考えてなかった気がする。この本の職場はブラックな内容たっぷりだったので、私は恵まれているなぁ〜、辞めたいとか思う事もあるけど、もっと劣悪環境で頑張ってる周りの人からみたら甘ちゃんだなぁと。それでも、やっぱりたまに波が来るんですよね〜。達成感ってホント大事！2016/11/11
maimai
33
新卒で入社した会社はいわゆるブラック企業、上司からの恫喝に長時間労働、様々な理不尽な要求に耐えながら主人公が最終的に認められていく姿を描いています。この本を読んで会社って理不尽だなーってつくづく思いました。指示をだす人間とそれに従う人間に別れ、従う人間に多くのしわ寄せがきてしまう。また上司からの評価が出世に響くのでうまく取り入った人がいい思いをできる。思うんですけど人を潰してのしあがろうとするよりも、みんなで協力して仕事を仕上げようとした方が会社の利益が上がると思います。競争は確かに必要だけで社員という個2016/03/22
あつ子🌼
8
再読。不思議な縁で、デビュー当時から追いかけている作家さんです。 COBOLやCが出てくるあたり時代を感じもするのですが、右も左も分からない新卒さんが、一部の信頼できる人々に助けられながら横暴な会社や世間と闘う姿は、今読んでもじーんとくる。辛いことに遭遇した時、読み返して頑張れる。 我が宝物本である2018/08/26
うに
8
Kindleセール経由。面白かった！就職氷河期に大学卒業を迎えたきたみさんが、大学からの推薦を受けず自力で就職活動をし、闇深いブラック企業に就職、3年後に辞めるまでのお話。ノンフィクション！三鷹出向まではゆるーり読んでましたが、そのあたりからプログラマーの過酷な生活が垣間見えてきて勢いついて一気読み。きたみさんの実体験が詰まったサラリーマンの標本サンプル。働く姿勢や、雇われて働くということを改めて考えるためにも、とってもいい本だなぁと思います。黒すぎる会社の中で、2人の先輩が本当にいい人で救われる。☆52017/10/04
山田太郎
7
新卒SEが会社で悪戦苦闘するエッセイ漫画。「魅力的な職場は、魅力的な人たちによって作られる」どんな仕事も一緒にやる人たちによってやりがいが変わると。私は来年４月に社会人になる。人が辞めていかない会社を選んだが、実際は入ってみないと肌に合うかは分からない。早く営業として稼げるように頑張っていきたい。2015/09/25
