内容説明
お寺にギラギラ電飾、列車の中で思いっきり料理、神様には「タメ口」……ナゾ多き大国インドでは、毎日が奇想天外の連続! でもそこには、知れば知るほどふか~いワケがあるのです。じっくり住んでみてこそ、旅行や出張では見えないリアルなインド人の姿が見えてくる。ヒンディー語を話しながら、首都デリーで暮らす著者がつづる爆笑エッセー。
目次
初めてのお引っ越し
リトルガールなんかじゃない
インド人の目盛り
「おひとりさま」は私だけ
日常生活における最重要回避必須事項
家の中に沼出現
ブーンドと海の幸
取れていいとは言ってない
デリーで納豆
俺たち、死ぬにはまだ若いんで〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
92
けっして否定しない。徹底したカーストなどの差別区別はあっても何でもかんでも混ぜこぜのまま、あるがままに放って後は神様にお任せ。厳しくもユルい。潔癖だけど不衛生。えてして分が悪くなるとニタッ~と笑ってごまかすのが印象的だ。2018/08/15
ヨータン
18
インドを批判するもインドに対する愛にみちていて、この著者本当にインドが好きなんだなと思いました。それにしてもインド人の女性って、一人で自由に暮らすのは社会的にまだまだ受け入れてもらえないんですね。2017/12/28
あゆみらい
13
10年前のお話なので、インドも変わっているだろうけれど、異国体験記として楽しく読めました。不動産屋の対応などは、言葉の通じなさも関係するのだろうけど。私も海外生活してみたい。2022/12/24
蓮華
12
インド人の日常生活が驚きの連続でした。夜行バスで移動中に上からゲロが降ってきた話は悲劇だけれど笑ってしまった。インド人に紛れてそんなバスに乗っちゃう著者の行動力はすごい。 そして思考回路の全く違うインド人に怒りを感じつつもそんなものと割り切り暮らす忍耐力も素晴らしい。 インドに住みたくはならなかったけど。2020/06/25
Roti
10
インドに惹かれてデリーに住みついてしまった日本人女性のインド滞在エッセイ。この手の紀行文などは、男性は女性の書くもののほうが、自分が経験できないだけに面白い。なぜインドに惹かれるのか?「生きている実感?」「濃密な人とのつながり?」、何とでも説明できても、結局は自分探しなのだ。確かにインド人の日本語は他の欧米人とかと比べても上手なのは、ヒンズー語と日本語の言葉の並びが同じことが影響しているとは知らなかった。ぜひインドに駐在したらヒンズー語を覚えたい。2017/11/02