学研新書<br> 平城京 全史解読

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学研新書
平城京 全史解読

  • 著者名:大角修
  • 価格 ¥752(本体¥684)
  • 学研(2011/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784054040267

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内容説明

日本書紀に続く第二の正史・続日本紀とは、どのような書物なのか? 意外に知られていない続日本紀のさまざまな謎と問題点、そして、中央集権国家の成立、大仏開眼、鑑真来日、長屋王の叛乱、道鏡事件など、黎明期日本における大事件の記述を今、総検証する!

目次

大君は神にし坐せば―『日本書紀』から『続日本紀』へ
文武天皇即位―『続日本紀』の開幕
大宝律令と養老律令―国家の法典をめぐる動き
平城京遷都―奈良の都のはじまり
女帝二代―元明・元正天皇のころ
仏と神の都―平城京の寺々と神社
遣唐使と新羅・渤海―奈良時代の外交
長屋王の改革―百万町歩開墾計画と三世一身法
聖武天皇即位
長屋王の変―皇族勢力と藤原氏の争い
藤原広嗣の乱―橘諸兄の権勢拡大
皇都のさまよい―聖武天皇の遷都
大仏開眼―鎮守国家の熱狂
鑑真来日―尼僧急増の背景
橘奈良麻呂の変―天下太平のまぼろし
恵美押勝の乱―淳仁廃帝と孝謙天皇の重祚
道鏡事件―皇位を奪おうとした僧
光仁老帝―天智系皇統の復活
桓武天皇の改革と遷都―奈良時代の終焉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おMP夫人

14
記紀に比べファンタジー要素がないので、今ひとつ地味な印象(失礼)の続日本紀の要点をまとめた本です。奈良時代は長屋王、聖武朝の仏教事業、道鏡事件くらいをおさえておけばいいかな? という程度にしか考えていませんでしたが、女帝が4代3人も在位、皇親勢力VS藤原氏などかなり不安定な時期で、やはり興味を持つ出来事が多いと考えを改めました。この本では桓武朝が駆け足気味の紹介なので、そのあたりは別の機会に掘り下げたいと思いますが、本書は余計な憶測を広げない姿勢に好感が持て、この時代を学ぶには信頼できる1冊かと思います。2012/06/25

fseigojp

11
友人からの借り物 平城は、好著に巡り合えなかったので、うれしい読書となった2019/05/21

moonanddai

10
「激動の」奈良時代。イメージとしては白鳳、天平の仏教が栄えた静かな時代と思っていましたが、皇室内の疑心暗鬼が高じて後継者にも事欠く事態になっていたとは…。とは言え、私にとって奈良時代のキーワードはやはり「仏教」と「行基」です。面白いことが書いてありました。「鎮護国家は壤災招福、…災厄を祓い幸福の招来を祈るもので、国家の安泰をばかりを祈ったものではない。家内安全・受験合格など…」。始めは朝廷、貴族等の独占物で、行基の布教活動などが弾圧されたのですが、(以下コメントへ)2019/01/04

目黒乱

8
再読して,奈良時代の復習。深く突っ込んだ考察をするというより,奈良時代の概略を知るのによい本。2019/03/01

目黒乱

6
『続日本紀』をもとにした奈良時代の歴史の概略。わかりやすくまとめられていた。道鏡事件も,称徳天皇による粛正の嵐で,皇位をつぐよい人がいなくなってしまったというようなことが背景にあるとか。奈良時代の歴史を勉強したり,奈良時代の歴史小説を読むときには,手元に置いておきたい。2018/06/26

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