小学館101新書<br> 教育格差の真実 どこへ行くニッポン社会(小学館101新書)

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小学館101新書
教育格差の真実 どこへ行くニッポン社会(小学館101新書)

  • ISBN:9784098250059

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内容説明

教育格差の要因、実態を究明し、真実を探る

「小泉構造改革は、何を日本に残したか。過労死も自殺者の数も、餓死する人の数も増加していますし、東京など大都市にスラムが出現する日はそう遠くないと僕は思う」(森永) 「学力格差が地域間格差に直接つながっていく。一番学力が低い学区が公表されているので、そこに住むことを避けるんです。その結果、それが地価にも響いて下がってくる」(尾木) 自然現象でも歴史的必然でもない“ニッポンの格差”の真実を二人の論客が経済と教育の両面から、明快に解き明かす!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

46
対談しているお二人のキャラもあるが、興味深く読めた。日本企業はなぜワークシェアリングを普及させないのだろう。2016/07/21

ヒデミン@もも

46
このペアは強烈。それぞれの分野でご自分の意見をしっかり持続されてるのがすごい。この本は8年ほど前に書かれたので小泉政権への批判が多い。元安倍内閣への評価も辛口。ここまで言いたいことを言ったら、そりゃ出入り禁止のテレビ局やら掲載禁止の新聞社も出てくるはず。政府の圧力ってホントにあるんだ。尾木ママによると、森永先生のような生徒は、今の教育社会の評価じゃあ満点とっても五段階評価の三しかもらえないらしい。でも森永先生は、幸せになる術を知ってる。2016/06/26

糜竺(びじく)

22
新自由主義的な考え方が教育にも反映されてくるとデメリット多そう。2020/06/30

ikedama99

12
2008年の本だから極端に古いわけではない。ただ、この本が書かれた・・二人が対談したときより、現在がよくなっているとはとても思えないのが正直な気持ち。「経済」と「教育」は現実の社会を支える基盤だと思う。この二人の対談はそれらに向き合ってきた二人がお互いの情報を交換しさらに高めあいながら現実をより見ていく感じに思える。「学ぶこと」、「働くこと」について考えること、それと教育政策などの状況を自分はもっと知るべきだとも思った。今の社会をどのようにこの二人はみるのだろうか?2024/02/12

ひと

6
製造現場への人材派遣(同一労働同一賃金の破壊)と教育への競争原理の導入が格差を助長しているとの論旨。教育の目的に関するコンセンサスの形成が必要なんだろうなぁ。現状では、教育が富を形成するための手段に成り下がっている感は否めない。キャリアのための資格取得なんかも同じ流れかな?好きだから、学びたいから学ぶ受け皿としての教育は、生活できるだけの富が各自に行き渡っていないと成り立たないし。奨学金や学校への寄附等、金持ちが、自ら富を再分配する度量が欲しいところ。2012/06/05

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