内容説明
どうやったら矯正施設の内部に入れるのか。中はどうなっているのか。どんな手を使っても探りだし、侵入しなくてはならない。それが沙布を救う唯一の方法なのだから。紫苑のまっすぐな熱情にネズミ、イヌカシ、力河が動かされる。そして軍が無抵抗な人間を攻撃し始めた。「人狩り」だ。いったい何のために……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
83
ユーザー数が#1(1250)→#2(796)→#3(388)と減少傾向だったのに、#4(688)と何故か上向くのね。しかし冒頭から矯正施設突入かと思わせておいて、結局中に入ったのは最後のページとは…。#5からが矯正施設編ですか。【216ページ/75'36"】2011/08/31
やも
79
No.6から肉体の欲を満たすために来た人間。金ではなく情報が欲しいと交渉する紫苑とネズミ。想像することを禁止されたNo.6で育つものはなんだろう?自由なようで不自由なNo.6と、不自由なようで自由な西ブロックの生き方が浮き彫りに。その後、体内から蜂が出てくる奇病のサンプル集めのためなのか、西ブロックで人間狩りが始まる。紫苑とネズミを始め、生き残った人間が連れて行かれたのは矯正施設…?もしかしたらここに沙布はいるのか?分からないことだらけの中で、お互いを信じ合う紫苑とネズミの友情が支えで救い。次巻へ🏃2024/03/18
ユザキ部長
78
こんなに少ない頁数なのに。なんとスローペース。人狩りの殺戮シーンでも眠くなる(困)2018/07/05
純
70
いっきに読み終えた。でも、まだまだ先が見えない。このあと、どんな展開が待っているのか。5巻に期待します。2015/12/31
nins
67
シリーズ4弾。ハラハラする展開と合間の紫苑とネズミ二人のやり取りがなんとも。物語は沙布の救出の為に行動を開始。周りをサポートする西ブロックの仲間。イヌカシは仲間なんかじゃないと言うけど。「人狩り」を中心にした重い展開にもなってきた。そんな展開の中、紫苑のネズミに対しての告白もサラッと出てきたり。緊張ある場面でこれですか。対してネズミはその自然な行動に動揺。お互い大事に想う感情。そして始まる「人狩り」。これからの困難が分かるような終わり方が5巻へ続く。2011/09/03