内容説明
黒船来る! 嘉永六年六月、奉行の代役として、ペリーと最初に交渉にあたった日本人・中島三郎助。西洋の新しい技術に触れ、新しい日本の未来を夢見たラスト・サムライの生涯を描いた維新歴史小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
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2013.06.02(つづき)佐々木譲著。 2013.05.31 小笠原長穀、渋い顔、悪い時に奉行になったもんだ。 三郎助、「せめて、異国船来航は黙認することだ。最悪を回避するにはこれしかない」 7/24のこと。呼び出し、父と共に、モリソン号事件以来だ。 「無念打ち払令、撤回だ」 薪や水だけ渡せってことだ。 文化の頃の薪水給与令と同じだ。 わかる、がどうする、次は? この知恵、アジア情勢に関係。 2013/06/02
i-miya
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2013.06.15(つづき)佐々木譲著。 2013.06.10 天保15年八月。 視察で荻野流砲術指南、桜井なんとやらが浦賀へ来る。 相談してほしい、と土岐丹波守奉行。 番船に砲台ではまにあいません。 砲艦を造ったほうが早いです。 2013/06/15
i-miya
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2012.02.04(初読)佐々木譲著。(カバー) 黒船来る!嘉永六年(1853)6月、4隻。浦賀奉行の代役、浦賀奉行組与力、中島三郎助、乗り込む。外国に負けない近代国家へ導こうとするラストサムライの生涯。(佐々木譲) 1950、夕張生まれ。1989、『エトロフ発 緊急電』=山本周五郎賞。2012/02/04
i-miya
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2013.05.22(つづき)佐々木譲著。 2013.05.21 第5章、ペリー来航。 浦賀奉行、戸田伊豆守氏栄が重々しい調子で言った。 中島三郎助、浦賀奉行組与力を命じる。 嘉永二年(1849)六月二十日である。 二十八歳。 わしは引退の時期じゃ。 59歳、中島清司、父。 跡番代に、中島三郎助を推薦。 (解説=縄田一夫) 名作には、忘れられない場面がある。 佐々木譲『武揚伝』全四巻(中公文庫)。 官軍に投降する榎本武揚。 「ラマルセイエーズ」大合唱で見送る。 2013/05/22
i-miya
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2012.02.20(つづき)佐々木譲著。 第3章、西洋砲術。 アメリカ海軍、マシュー・カルブレイス・ペリー大佐。蒸気艦フルトンⅡ世号。ペクサンス砲と旧長距離砲。「高島上書」天保12年1月。武州(武蔵国)豊島郡徳丸ヶ原で演練、高島秋帆、見たい、おれも、と三郎助。奉行、伊沢美作守政義は許可するか。同行せよ、とのこと。板橋区高島平近辺、現在の。水野忠邦、真田幸貫、鳥居耀蔵ら。阿片戦争がもたらした危機意識の高まりの中の演習。2012/02/20