小学館文庫<br> 逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

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小学館文庫
逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

  • 著者名:井沢元彦【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 小学館(2016/04発売)
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  • ISBN:9784094082739

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内容説明

徳川家康「天下分け目の関ヶ原」!日本史の常識を覆す全日本人必読の新・日本史!

いまや押しも押されもせぬ国民的ベストセラーになった“逆説”シリーズ第12弾!題して「天下泰平と家康の謎」、歴史はいよいよ戦国から近世の世となる。天下分け目の関ヶ原の戦いに勝つことによって、家康は事実上天下を制した。しかし、その勝利はそれよりさかのぼること50日余り前に行われた軍議の席で決まっていたのだ。すなわち“会議に勝つこと”で、家康は勝利を手中にしていたのである。俗に“鳴かぬなら鳴くまで待とう”といわれた謀略の天才家康の真骨頂がここにある。
目次
第1章 序章としての関ヶ原編
第2章 泰平への長い道編
第3章 天下泰平の構築編
年表
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目次

第1章 徳川幕府の成立1 序章としての関ヶ原編―「天下分け目の戦い」でいかにして勝利したか(「唐入り」は失業した軍人を救うための雇用対策だった;家康はなぜ海外侵略をしなかったのか?;「後継者選び」の失敗が政権の崩壊をもたらした! ほか)
第2章 徳川幕府の成立2 泰平への長い道編―保守主義者が好んだオーソドックスな手法(家康の権力と既成事実化した領地再配分による「論功行賞」;独断で六十三家の譜代大名を「創設」;家康の三河守任官を実現した「賀茂→源→藤原」の系図改編 ほか)
第3章 徳川幕府の成立3 天下泰平の構築編―賢者のライバルつぶしの秘策「分断支配」(家康の功妙な「大名統制」は「室町幕府の失敗」から学んだ;大名の「財力」と「権力」を見事に分散させた!;大名統制の憲法「武家諸法度」の本質は「外様つぶし」ではない! ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

143
この巻は徳川家が覇者として関が原やその後の長年にわたる徳川幕府の基礎をどのように築いていったのかがわかりやすく述べられています。今はやりの真田昌幸をバルカン政治家といっているのは本当にそうだと思います。私はテレビを見ないのですが草刈さんのファンなので、ぴったりだということで頭に思い浮かべながら読んでいました。西軍が勝利していれば第一の功労者は昌幸だそうです。また僧侶を武装集団から解除したのは織田、秀吉、家康だそうでこれも新たな発見でした。2016/05/10

ころこ

32
江戸時代の始まりをみると、次の時代の始まりである明治維新の影響を考えます。著者も所々その様な観点を意識しています。山内一豊は関ヶ原の軍議での発言だけで功績として認められ土佐一国を与えられましたが、長曾我部の遺臣を排除したため山内家の家臣との間に対立が生まれます。郷士と呼ばれ疎外された長曾我部の遺臣たちは、その反発心から明治維新や自由民権運動の力となったといいます。同じ構造は薩長にも共通しており、同一階級内の遺恨による争いがいつの間にかその階級の消滅へと導いた明治維新の謎に迫るヒントがあるような気がします。2020/07/04

デビっちん

32
なぜこのタイミングで?と感じていた秀吉の朝鮮出兵の理由がわかりました。新規業務創出という秀吉の取り組みに対し、家康は業務内容の転換という技を使って雇用問題を解決したんですね。これは仕事でも同じだと感じて、目標達成後にどうすればいいかの指針を教えてもらった気がしました。1巻を通して家康について色々な観点から語られていて、それはそれで楽しかったんですが、後半の後半に本逆説シリーズの特徴とも言える内容が凝縮されているのを読んで、やっぱこの切り口ですよねとテンションが上がりました。2017/08/17

スパイク

24
豊臣政権、関ヶ原あたりで中だるみというか飽きてしまっていたけど、江戸幕府に入って俄然、逆説成分が復活したように思えた。家康はやはり偉大だ。/御三家で水戸の家格が低いのは知らなかった。何故尾張から将軍が出なかったのか。慶喜の行動の理由など。/由井正雪はもっと詳しく書いて欲しかった。2022/01/07

yamatoshiuruhashi

22
信長~秀吉~家康という一連、あるいはワンセットとして政権の安定策をみていくと、その流れがよく解るという作者の意図が良く伝わる「政権完成期」のお話。面白いです。この3人の私の中での評価が少し変わりました。2015/11/14

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