内容説明
利息先払いで元金は保証。うまい言葉で江戸庶民の金を掻き集める両替商『大坂屋』が、返せ、返さぬの取り付け騒ぎに。事態収拾へ向け動き出した北町奉行所、藤堂逸馬の前に、かつては吟味方与力として先輩で、今は公事師となっている“鬼の棟方”が立ちはだかる。変節の源となった事件とは?シリーズ第4弾!(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roomy
9
北町奉行所吟味方与力の藤堂逸馬は先輩だろうが友人だろうか悪いものはきっちり裁く。遠山の金さんの裁きを思い浮かべながら読むとさらに楽しい。笑 茜が戻ってきた♪これから楽しみだな〜。2012/08/23
Hironobu
3
どの話もテンポよく読了。巻が進むにつれ、話の展開がよくなっているように感じる。「やじろべえ」は最後うるっときてしまった。茜ちゃんは耀怪の娘だったのかな?仙人の元に戻ってきてよかった。これからも弥次郎兵衛がでてくるだろうか?2015/07/22
nyaboko
3
ああ、表紙はパチ助一家なのか。ほんわかしてていいよね、中の話は大変だったけどwww やじろべえの話は少々強引だし、矢次郎もちょっともったいない使い方だなと思った。同じく、逸馬の先輩格も再登場してくれるといいなぁ。ぜひ逸馬と正面からぶつかる話が読みたくなるキャラ。最後正直しょんぼり。でもいつもの三人組が真っ当であるために駆けずり回ってるのは読んでて楽しい。2012/11/05
Suzu
1
梟与力シリーズ第4弾。第4話やじろべえは人間って大人になったとしても根っこの部分は変わらないものなんだと感じた。やじろべえこと弥次郎に初めは腹立たしく感じたが何だか可哀想な人なんだなと思った。仙人に再会して少しは変わるのか?茜再び登場。そして次巻に進む。2018/07/15