ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 骨の城

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ハヤカワ・ミステリ文庫
骨の城

  • ISBN:9784151751080

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内容説明

古城近くで発見された骨の断片。骨は「あぐら」をかく職業の人物のものとわかるが……。〈スケルトン探偵シリーズ〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

40
「スケルトン探偵シリーズ」邦訳第十二作目。今回の舞台はイギリスのシリー諸島の中の島、セント・メアリーズ島です。とっても小さな島で、そこにあるスター・キャッスル(個人所有の城で実在します)で事件が起こります。近くの海岸で発見された白骨の鑑定etc.今回も盛り沢山の内容です。小さな島で起こった事件ですが、背景には環境問題が絡みワールドワイドな展開で読み応えありました。担当の捜査官のクラッパー巡査長、一度限りでは勿体ない人物です!そうそう、「断崖の骨」で登場したメリル医師との再会は嬉しい驚きでした。2023/10/08

ホームズ

15
スケルトン探偵のシリーズは2作目。あまり派手な感じはしないが楽しんで読めるシリーズだと思う。城に招かれた客たちの関係がイマイチつかみずらい感じがしてしまって中々物語に入り込めなかった。もう少し人数を絞っても良かったのかな。後半になって警察のクラッパー巡査部長とロブ巡査のコンビが登場してからは楽に読めるようななった(笑)2012/04/06

shiaruvy

8
★2.5 【ネタバレかも...】 今回のお話の主人公は.クラッパー巡査部長でした。 もっと捜査権喪失までのタイムリミット緊迫感や知り合いの不幸(ギデオン夫妻や巡査または婚約者の大怪我など)盛り込んだら良作に...(>_<) あの007復活させたディヴァーくんに,この骨替わりをオマージュに書いて欲しいと心底思った。2012/06/07

kagetrasama-aoi(葵・橘)

6
今回の舞台はイギリスのシリー諸島の島、遺跡が多い島で、骨もよく拾われ、博物館に届けられた物をギデオンが鑑定。そこから殺人事件が露になってきて。導入からドキドキ!旧知の病理学者メリル再登場!この人の解剖の様子はちょっとリアル過ぎて(T_T)。島の警察官クラッパーとロブが良かったです。このコンビのお話もっと読みたいなぁ!って思いました。動機の背景のどの程度の動物愛護が適切かってこと考えさせられまいた。霧がたちこめる島の描写も良かったし、食事シーンも健在、ヨークシャープディングが気になりました(≧▽≦)。2014/12/06

ニミッツクラス

5
スケルトン探偵の12作目(邦訳分)で、今回の舞台は英国シリー諸島のセント・メアリーズ島。前作も同様だが、表紙絵が安直すぎないだろうか・・邦題も何だかなぁ。絵は風景、邦題は地名+骨とかでも良いのでは。さて、今回は盛り沢山の内容で、最後まで楽しめた。観光と食事はいつもの事、城を本拠とした民間の学究機関、一時間しか開いてない地元警察署、司法マイク巡査部長とロブ巡査の迷コンビ、人骨に特化した遺体探知犬、第二の殺人、旧知の病理学者メリルとの司法解剖の様子。やるせない結末だけど、原点回帰の作風にナイス。★★★★☆☆2011/11/23

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