講談社文庫<br> 三姉妹探偵団(20) 三姉妹、ふしぎな旅日記

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講談社文庫
三姉妹探偵団(20) 三姉妹、ふしぎな旅日記

  • 著者名:赤川次郎【著】
  • 価格 ¥607(本体¥552)
  • 講談社(2011/10発売)
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  • ISBN:9784062759601

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内容説明

三姉妹の乗った車が大爆発! 衝撃のため、時空を遡ってしまったナチスドイツで美しい女子大生・ソフィアと知り合うが、彼女には人には言えない重大な秘密があった……。自分たちの未来、そして自由と友情のために行動する決心をした三姉妹の運命は!? 過去と現在、ドイツと日本が交錯する驚きの新展開!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

113
現代のミュンヘンの時計台で始まる。時計台の鐘と仕掛け時計は見たことがあるので懐かしかった。ミュンヘンでの事件の後、日本へ帰ってきてから続きが始まる。その事件の最中に、三姉妹が、過去のドイツに時間(空間)移動する。第二次大戦中のドイツ。実際に、当時どうだったか、描写の妥当性はわからない。今回は、次女がほとんど出ずっぱりで、姉と妹はやや役割が少ない。2010/04/08

roomy

16
ライブラリー本。いつもながらサクサクと読めてしまう赤川作品。今回はいつもよりかなり重めの内容なのですが変わらぬ三姉妹にはほっとします。(ぐうぐう寝てしまう所には笑えてしまいました。)時空を超えたドイツでの物語。戦争のない時代と国に生まれて、つくづくラッキーだと思うが未だに内戦などで毎日、普通に暮らしていくのも大変な人たちがいることを忘れてはいけないと思う。2012/09/03

LUNE MER

15
シリーズ異端作。なんと今回は戦時下にある1943年のドイツに三姉妹がタイムスリップするというSF。実在のナチスに対する抵抗運動「白いバラ」のメンバーとの交流を描く。一瞬、鯨統一郎作品(タイムスリップシリーズあたり)を読んでいるかのような錯覚に陥る。歴史改変や何らかのトリックという要素もなく、三人の目を通した当時のドイツの姿が描かれる。2023/05/16

coco夏ko10角

13
戦争中のドイツにタイムスリップしてしまう三姉妹。殺人事件で死ぬ人もいれば戦争で死ぬ人も。三姉妹シリーズで一番テーマが重いというか、色々考えてしまう内容かも。2013/08/18

みほこ

5
三姉妹が第二次世界大戦中のドイツにタイムスリップ。ヒトラーの政権下でナチスに抵抗する「白いばら」の存在や現代のネオナチのことも書いていて、過去に起きたこと、今なにが起きているか知ることができる作品。2014/03/02

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