講談社文庫<br> 魔術王事件(下)

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講談社文庫
魔術王事件(下)

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2014/01発売)
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  • ISBN:9784062758949

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内容説明

貴美子の恋人・竜岡に銃殺されたはずのメフィストが生きていた!? 誘拐された伸一少年のバラバラ死体が届き、当主らが見守る邸内で〈白い牙〉は盗まれる。榎本武揚ら旧幕臣が隠した埋蔵金をめぐる因縁と宝生家の忌まわしき過去が封印を解かれるとき、名探偵・二階堂蘭子が不死身のメフィストを追い詰める! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

346
まずまず面白いと思うのに世間の評価が無さ過ぎるような…。勿体ないと思うのが、無駄に蘭子を天才演出する為に、どうしても登場が遅くなってしまう事。この辺は御手洗潔の功罪だと思うが、この時期らへんの本格は探偵が最後の2割くらいにだけ登場して謎解きだけするものが結構多い。そしてワトソン役の二人称に何の意味もなくなっていってしまう。意味不明の図形を書いてよこして、後になって「すいません私の引継ぎが至らなかったです」となっていたのは、いくらなんでも物語の都合すぎて笑った。というかラビリンスに全然歯が立っていない。2017/09/07

勇波

56
上巻に引き続き期待通りの面白さ。読み終わった時「だっはぁー!」ってなるよ。よくわからないと思うけど、この作品読んで面白く思った人ならわかって頂けると思います、はい。。ところで蘭子さん、あなたラビリンスに負けたと思ってないでしょ。確かにしょーがない部分はあったけど負けは負けですよ。ただラビリンスさん、蘭子様の倍返しはとっても怖いですよ。二人とも頑張って続きを盛り上げて今作以上に楽しませて下さい。僕は只々不憫過ぎる悦夫さんの回復を祈るばかり。そして『双面獣事件』が楽しみ過ぎるわい★2017/06/12

たか

46
二階堂蘭子シリーズ第7弾。上下巻合わせて1100ページという大長編の中に謎とスリルをてんこ盛りにしたような本格怪奇ミステリ。 前半部分は怪奇色が濃く、グロテスクな描写も多い。後半も押し迫ったところで、ようやく名探偵・二階堂蘭子の登場。いささか長い謎解き説明があって、ようやく本格ミステリの世界に戻る。 『名探偵』対『怪人』いう構図を前面に押し出し、江戸川乱歩とルパンの世界を足して2で割ったような作品。C評価2024/02/23

hanchyan@自己ベスト更新

30
国立のお蘭、函館の地に降臨。吹雪に揺れる巻き毛!もちろんセーターはモヘアだ!そんなシーンは無いが(笑)。ミステリ読んでるとしばしば「なぜそこまでしてあんなセロとかカッパーフィールドみたいな大袈裟な仕掛けを」っていう疑念に対する苦し紛れなホワイダニットにお目にかかるが、その点今作は「だって悪魔だから。そういうヤツだから(笑)」と蘭子の宿敵ラビリンスというキャラにホワイを一本化することで半端なリミッターを取っ払ってるのが良い。犯人とか真相とかなんとなく見当つくが補って余りある面白さ。文字通り力技の探偵小説。2015/08/14

マッちゃま

29
いや〜上下巻合わせて1100ページ超え。もう満腹満足。久しぶりの蘭子シリーズに「ああ〜こんな感じだったな」等と思い出しながら楽しんでいました。作品の約7割まで、ひたすら続く神出鬼没の魔術王が行う殺戮ショー。ここまでくるとある程度の犯人像は絞られてきますし、トリックも紐解けますが、それでも蘭子が語り始める全ての謎解きを聴き(読み)「うわっ…そこまで、そんな意味がっ!?」の連続でした。そして100年の時を超えた謎まで解かれるエピローグに拍手。こりゃ近いウチに連結してる「双面獣…」も読まねばだなぁ〜2017/12/16

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