内容説明
暗い世相に目を光らせ、闇に潜む悪を捕らえる北町奉行吟味方与力の藤堂逸馬は“梟”の異名で知られていた。同じ寺子屋で学んだ幼なじみの、計算が得意で神経質な八助、根っからの助平だが憎めない信三郎、性格も生活もバラバラの2人とともに、逸馬は世直しに立ち向かう。文庫書下ろし痛快連作時代小説のシリーズ第1弾。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
10
この方の本、初読みです。分かりやすく読みやすく、読後感もスッキリ。機会があったらまた読んでみよう。2016/12/02
朱音
9
ドラマ未視聴。三人の幼馴染がそれぞれ与力や寺社奉行勤めとなって、お互いの仕事も絡みつつ友情も深め、といった具合。どうも三人のキャラ設定(漢気、女好き、気弱、だよね?)がいまひとつのような気がする。どうせなら一人は豪商とか渡世人とかのぶっとんだ設定にしたほうがエンタメとして面白いんじゃないかとさえ思う。続編も一気に借りたのでこのまま続行。2010/11/21
ぶんぶん
7
【再読】駆け出しの与力だが、すこぶる巷で評判の北町奉行所吟味方与力・藤堂逸馬。 曲がった事が大嫌い、法の網にかからぬ悪に目を光らせ、悪を許さない、闇夜の「梟」故に梟と異名を取る。幼なじみの真面目で計算が得意の小心者、奥右筆仕置係・毛利八助と、助平で色男、世渡り上手の寺社奉行物調方・武田信三郎と共に、今日も「世直し」に精を出す。青臭いながらも、柔軟な考えの逸馬に思わず応援してしまう熱血青春捕物帖。2013/06/21
Suzu
5
お初の作家さん。正義感が強く情けにあつい藤堂逸馬は北町奉行所吟味方与力だ。幼馴染のパチ助こと算盤の得意な八助、オンナ好きの信三郎らと悪に立ち向かう。元が町人の出の逸馬はそれ程武士に執着がないのもいい。でも徹底して悪は許さない。仙人もいい味出している。茜はもう少しかき回す役かと思っていたが案外すぐに味方になってしまったのね。そして次巻を読む。2018/02/20
藤よい
3
話に集中できず読み終わるまでに、だいぶ時間がかかりました…。2019/02/06