内容説明
日本全土にたくましいエネルギーが満ち、人々が熱い血をたぎらせた戦国と幕末は、武力、智力にずば抜けた英傑、俊才が輩出した時代であり、人間味豊かな人物が生まれた時代だった。天才的な戦術家の福島正則ら戦国時代の武将たち。忠臣蔵で末代まで名を残した赤穂義士。町奴として男伊達を貫いた幡随院長兵衛。幕末新選組の土方歳三、永倉新八など、深い洞察とユニークな史観で、転換期の男の生き方を綴った歴史エッセイ。
目次
関ヶ原と大坂落城(関ヶ原決戦と大坂落城 大坂落城―天和元年五月七日 信濃の武将と城 ほか)
忠臣蔵と堀部安兵衛(元録義挙について 堀部安兵衛 堀部安兵衛と酒 ほか)
新選組異聞(土方歳三 永倉新八 聞書・永倉新八 ほか)