内容説明
吟味方与力の幼い息子が何者かに連れ去られた矢先、江戸有数の油問屋に夜盗が押し入った。現場には「子供の命が惜しくば、手出し無用」の紙片が。ほどなく臨時廻同心の愛息も姿を消す。事件の背後に蠢く荒技・乗突きを操る牢人一味の影。その探索に、里美は単身で乗り出すが、やがて彼女自身も消息を絶った――。好評の時代小説シリーズ第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へたれのけい
2
時代物のかどわかしは、正直苦手です。女子供の役割はかどわかされる事にあるみたい。2023/05/20
あき
1
手違いで息子を殺された恨みはわからないでもないけど、だからって夜盗の仲間になって関係ない人を殺すのはナシだろう。無関係の人を巻き込んだ時点で同情は出来ないわ。ことの発端になった与力についての描写も欲しかった。2020/09/13
さらちゃん
1
町方が謎解きできなくて、町道場主が謎を解く。 当事者だから見えないものが見える設定かもしれないが、ご都合主義っぽい。無敵の剣客なら何でも斬って終わればいい。 星二つ2015/10/09
いえのぶ
1
町奉行所の与力の息子が誘拐された。押し込み強盗も発生。二つの事件の関わりは?先が見えすぎだが、鳥羽三の作品は剣の闘いのシーンに魅力があるからこれでよしとしよう。2013/08/15
アマ
1
弥八がいい感じ。飯田がどうして謝らなかったのか、理由が知りたかった。与左衛門が気の毒。2010/09/15