幻冬舎文庫<br> 怪を訊く日々

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幻冬舎文庫
怪を訊く日々

  • 著者名:福澤徹三【著】
  • 価格 ¥596(本体¥542)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344407138

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内容説明

いわくつきの家、虫の知らせ、夢と現実の一致――怪異は、日常のすぐそばにある。「孤島の宿」「祀られた車」「ほんとうの娘」「人形のある店」「戸棚のなか」など、選りすぐった実話ならではの恐怖が、読み進めるほどに背筋を凍らせる。ホラー小説の鬼才が、自身の周辺に取材した怪異を綴る、戦慄の怪談随筆集。深夜に、たったひとりでご堪能あれ。

目次

1 忘れられた記憶
2 怪の棲む場所
3 怪を見るひと
4 学生時代
5 怖い宿
6 再会
7 夢
8 いにしえの怪
9 タクシー
10 酒場にて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hope

27
★★★ 初福澤さん。実話系怪談集。編集担当が三津田信三氏。ふむふむ。淡々と記述される、『そういえばこんな話を聞いた』的な表現が、いかにも怪談らしい味がある。荒唐無稽な話の方が、実話としてのリアリティがある。それは創作臭がうすくなるから・・・なるほど。ひとつひとつは、さっと流していけるような内容なのだが、読み続けていると、何か薄気味悪いものに囲まれているような感覚に嵌まり込む。2018/08/12

1039kuri

9
久々に再読。あ、そういえば、と言って思い出す人々の怪談。いわば禁忌だから、本能的に忘れるようになってるんじゃないか、という筆者の言葉にゾーっとなった。だって、そういえばこんなことがあったって、怖い話的には、ほんとに良くある枕詞なんだもの。そんなことを思いつつ、理不尽なまでにサービスの悪い旅館の話がとっても怖かった。2013/06/29

Spok

7
あまり怖くはなかったが夢の話も面白かった。担当編集者が三津田氏だったのも驚きだった。2017/12/18

madhatter

3
再読。確かに私は因果関係のはっきりしない、説明の付かない怪談が好きだ。しかし、本書を読んで、それも程度問題だと思った。収録作は超自然的怪談と断じてしまうには、あまりにも情報が曖昧すぎるものが多い。勿論「怖い」という感情は人それぞれであるから、体験者にとっては洒落にならない思いであったのだろう。ただ、怪談本としてそれらを世に問うなら、多数の人にその怖さが伝わらなくては意味がないのではないか。原話を変える訳にはいかないのだから、それはとても難しいことではあろうが。2010/07/22

ankowakoshian11

2
再読。2022/10/19

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