集英社文庫<br> 全一冊 小説 伊藤博文

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集英社文庫
全一冊 小説 伊藤博文

  • 著者名:童門冬二【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 集英社(2013/12発売)
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  • ISBN:9784087477658

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内容説明

貧農の子に生まれた利助(後の博文)は、吉田松陰の「社会に役立たぬ学問は学問にあらず」との教えに開眼。高杉晋作、桂小五郎、坂本龍馬らとの出会いによって自らを成長させていった。イギリス留学などで培った世界的な視野で幕末の激動を乗り切ってゆく。「日本の夜明け」の原動力となった幕末の青年たちの中で、ひときわ異彩を放つ伊藤博文の若き日々。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイトウ産

7
伊藤博文、もとい春輔は、激動の時代の今太閤であった。農民出にも関わらず、武士となり、藩内の敵からも味方からも愛される途轍もない人垂らしであった。そして、極めて頭が良かった。長州ファイブの1人として英国に渡り学び、高杉晋作と桂小五郎に愛され、更にこの国を導いた。そして、英雄色を好むの如く色が好きだった。当時の激動の時代を引っ張った諸先輩方は現代人と比較すればその胆力たるや次元が違う。世を変えるにはこれだけの力が必要だということだ。長州の偉人ように生きたい。人の命は想像より短く、世は常々面白くない。2024/01/31

hiyu

7
目まぐるしい状況の中、その場その場の判断を強いられる、躍動的と感じる。面白いは面白い。しかし、著者の今までのタッチからすると少々あれ?という思いにはかられる。率直に言えば、もう少し後の記述まで見たかったかなという気はする。2017/08/26

ホレイシア

4
わりと可愛げがある、という司馬遼太郎の感覚が、これを読んで少しわかったかも。2008/10/15

とらまめ

2
8点 非常に面白い。 青年期に焦点を絞って描かれている。 ただ、その後の活躍を読みたかった。2023/08/02

水戸

1
読み応えたっぷりでした。ふはー……めまぐるしい。一朝一夕で変革していく情勢や藩の方針のなか、くるくると周りながらも多くの人と出会い、それらの全てを多面的に受け止め考えて、するりと泳ぎ抜けていく中の懊悩や気づき、己自身の変革や共感、発見の瞬間が息つく暇もなく現れて、渦中に呑まれた気になりながら読み進めました。いくつも「なるほど、そうか!」となる言葉があったり、そういう考えなのかと感心したり。矛盾が矛盾として共存している部分は、時代の流れだなぁと面白い。みっしりと詰まった、泥臭い人間味あふれる作品でした。2017/05/30

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