内容説明
湘南で整形外科医として働く小鳥田優児は、神の手と噂されるほどの名医だった。数々の難手術を成功させ、多くの女性を見違えるほどの美人に変貌させていた。しかし、彼は小さな頃から人肉に対して憧れを持っていた。そして、ある日、手術で吸引した女性の臀部の脂肪を食べてしまう。それは麻酔が施されていたため、苦かったが、人の肉を食べるという禁を破ったことに対して、優児は強いエクスタシーを感じた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
55
相変わらず読み出したら止まらない大石作品。今回も読みやすくて一気に読了。整形外科医の小鳥田先生は神の腕を持つと言う名医。しかしそんな姿の裏には人肉を貪るという狂気な姿が。と言いたいがグロい感じは余り伝わってこなく、普通のグルメ的な肉を食べてると言う感じがした。また普段も普通の人であり人肉を食べると言うギャップが反って面白さを引き出しているのかな。最後にすずらん、そうきたか~ やばいよね~ ☆☆☆☆★2020/01/08
佐伯
23
とにかくグロイ‥。 でもそのグロさ嫌いじゃない。 さすが大石先生です!2015/04/09
ゆん
15
内容のあまりない作品でした。ただ淡々と殺し、食べ、そして日常、たまに過去、といった流れで話が進んでいきます。特にグロいわけでも残酷なわけでも、気分が悪くなるわけでもない、いい意味でサラッと読めて楽しい小説、といった感じでした。2017/03/08
007
15
行為はグロいが描写はそれほどグロくない。特殊すぎる性癖を持った美容外科医。タブーを次々犯していく。「それ」以外は全く普通なのが不気味で深い狂気を感じる。食欲なのか歪んだ愛なのか。読みやすい文章ですが、あとに残るものはないかな。2015/12/12
のりオバ
13
図書館本📚 とても面白かったです! 実話のような描写とともに、主人公がすることを、あたかも自分が目の前で見ているかのような錯覚と戸惑いを覚えます😱 ターゲットの一人一人の説明もくどすぎず浅過ぎずで、グロさも私好みでした笑😅 良い作品でした😺2019/12/10