内容説明
「あなた自身がギャラクシー・デパートになる、とは、あなたがギャラクシー・デパートを買収することです」――解任寸前の雇われ社長・小野里は大木弁護士の助言に躊躇した。しかし小野里は巨大グループのオーナーを相手に取締役会で過半数株主を追放し、外資系ファンドを操り、経営権乗っ取りの勝負に出た……。MBO戦争を告げる企業法律小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょこちん
28
★★☆☆☆ 企業買収あるある物語でした。2016/11/03
まつうら
25
何年ぶりかの再読。初読のときはMBOの意味をよく理解せずにいたと思う。ニュース記事や経済小説でいろいろなMBOを見てきたいま、この作品のテーマはMBOではないと感じる。この作品は、日本に多いサラリーマン社長と、アメリカ式な株主名代としての取締役の戦いを描いたものだ。しかし戦いの結果、サラリーマン社長がアメリカ式取締役に転身してしまうのは、日本にもアメリカ風経営を根付かせたいという著者の思いだろうか? でもMBOによくある株式非公開化は、日本式経営をやりやすくするものだ。難しいのでいつか再々読しようと思う。2022/03/30
terukravitz
4
★★★☆☆2018/01/22
ひろしま たろう
4
友人の推薦で読みました。 面白かったのですが、主人公だけが…、と言うのが、う~ん、と言う感じでした。 まあ、ただのサラリーマンのヤッカミと言うことは重々承知しているんですが(^_^;) 他の経済小説と比べると分かりやすく良かったと思います。2014/11/23
k5b81998
4
商法や資本主義のドライさは何となく分かるんだけど、もう少し話に深みが欲しかったな~でも10年以上前の本だと思うと、その後日本でも似たようなことが起こってるんだよね2013/04/13