角川文庫<br> ダビデの星の暗号

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角川文庫
ダビデの星の暗号

  • 著者名:井沢元彦
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041662151

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内容説明

25歳の新進作家・芥川龍之介は、友人の原田宗助から相談を持ちかけられる。宗助は伊達騒動で逆臣として討ち取られた原田甲斐の子孫であり、先祖の汚名をそそぐために、事件の真相が隠された暗号を解読してほしいという。しかし間もなく、宗助は密室で死体となって発見された。彼の遺書に書かれた「すべての秘密はダビデの星に秘められている」という言葉。謎を追う龍之介を待ち受ける、国史をも揺るがす衝撃的事実とは? 若き日の文豪の推理が冴え渡る傑作歴史ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

43
スラスラ読めるしオモロかった。 芥川龍之介が謎を解いていくミステリー。 実在の人物が登場するのでワクワクする。特に江戸川乱歩は流石と思わせる。 『伊達騒動』や諡号などの勉強にもなった。 疑問に思うのは、湿気の多い日本での金属や紙の腐食具合。2011/03/06

とも

33
★★★☆主人公 芥川龍之介が友人の先祖で伊達騒動の逆臣 原田甲斐の無実を証明するという表題だが、井沢元彦のこと もちろん地方大名の内紛を解明するだけではない。その後ろに隠れている陰謀を解き明かす。それと相まって発生する殺人事件を絡めることで 、テンポよく飽きさせないスピード感で楽しめる。2016/09/24

NOBU

9
「これは面白い!」(解説の中津文彦さんのまね) 読友さんが読んでいたので初めて読んだ井沢作品。 なんで今まで知らんかったんやろう?いや、「逆説の日本史」で名前は知っていたけど作家だとは知らんかった。 探偵は芥川龍之介だし、菊池寛がちょこちょこ出てきたり、平井太郎(江戸川乱歩)がささっと暗号解読したり…。ホンマに嬉しくてニヤニヤする。物語の中核は伊達騒動の真実を探る為の暗号解読。伊達騒動といえば「樅の木は残った」が有名だけど、方向性は同じ。以降ネタバレします。→2011/03/20

舟華

8
芥川龍之介が友人からの依頼で暗号を解くために奮闘するミステリー。伊達騒動は聞いたことがあったくらいの知識なので、知識に邪魔されずにフィクションとして楽しめた。暗号の内容も好み。堅苦しくもなくて読みやすい。井沢作品は私のツボを本当に突いてくる。 ◆井沢元彦は父が好きで私も読み始めた作家。このタイミングで井沢作品を読んでいたとは何かの巡り合わせだったのかしら(という感傷)。2019/06/08

Kento Isikumada

5
芥川龍之介が主役の謎解きミステリー。龍之介思ったより気さくだった。2014/10/17

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