延長戦に入りました

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延長戦に入りました

  • 著者名:奥田英朗【著】
  • 価格 ¥517(本体¥470)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344002166

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内容説明

ボブスレーの二番目の選手は何をしているのかと物議を醸し、ボクシングではリングサイドで熱くなる客を注視。さらに、がに股を余儀なくされる女子スケート選手の心の葛藤を慮る、デリケートかつ不条理なスポーツ無責任観戦! 読んで・笑って・観戦して、三倍楽しい猛毒エッセイ三十四篇。

目次

ひそかなる故障の楽しみ
客席の集団エゴと案内嬢のひとりごと
日常の真実と私の目の行きどころ
あいまいな日本と優勢勝ち
格闘家の信念と小心者の世渡り
対戦相手のゴツイ顔とお調子者のココロ
レスリングのタイツはなぜ乳首をだすのか
スポーツの語り草と一人歩きする伝説
図書館のスポーツ新聞と利用者の自意識
高校野球とコールド負けの青春〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

35
約20年前の発刊。奥田氏の軽妙な人となりを味わい、気負うことなくスポーツ新聞並に「分」で読了できるスポーツ・コメディイズム・エッセイ。読後改めて感じるのが時代の変化の早さ。本書出版時から20年を遡る1980年代は、当時の人にしてもまだ手に温もりが残る過去ではなかったか。しかし、現在から20年前を遡ってみるとどうだ。ネットもスマホもない、やけに娯楽が大衆化していた懐かしい時代ではないか。なんだ、この移り変わりようは…。多様化、パーソナライズ、みんなが一つのことに熱狂出来た時代は、もはやノスタルジーの彼方か。2021/09/17

まさと

30
基本的にエッセイはあまり読まないけど、奥田さんのは好き。くすくすとか、ふふふって笑える。時代が少し古かったけど、当時に読んでたらもっと笑えただろうな。最後まで大変楽しめました。2016/09/24

tokkun1002

27
奥田英朗さんの作家デビュー前に書いた「スポーツ万華鏡」をまとめたエッセイ?【面白エッセイ探索】として狙っていた作品です。男受けする内容にニヤつきながら読めました。確かに4人制ボブスレーの2人目と3人目はなにの役割なんでしょうね(^^)2014/05/21

hime

22
スポーツにまつわるエッセイ。クスクス笑わせて頂きました(笑) 「運動会じゃないんだから!」と大いにツッコミ受けそうですが、玉入れ、棒倒しもアジア大会種目に入れてほしいに一票!白黒はっきりするのでこの上なくフェアですし、日韓戦とか物凄く見てみたい(笑) 辛口コメントとは違った、でも「えっ、こんなこと言っていいの?」というような発言もサラッと。物議を醸さないのは、奥田さんのユーモアのセンスと、スポーツへの愛情、そして一見好き放題言っているようですが、絶妙なさじ加減ゆえでしょうね。面白かったです。2013/08/10

はと麦茶

15
読んだのは文庫。適当に選んだら20年以上前のエッセイだったけど面白かった。登場する名前が懐かしい。それにしてもこういう典型的(?)男性的な方が、女性の心情を描けるのか不思議な方ですね2018/04/13

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