講談社文庫<br> 三姉妹探偵団(16) 三姉妹、呪いの道行

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講談社文庫
三姉妹探偵団(16) 三姉妹、呪いの道行

  • 著者名:赤川次郎【著】
  • 価格 ¥565(本体¥514)
  • 講談社(2014/09発売)
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  • ISBN:9784062734233

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内容説明

天才ピアニスト・高田恭二は、師であり愛人でもあった深野須美子を捨て、若い恋人と駆け落ちした。須美子は恭二への恨みを綴った遺書を残して自殺した。須美子の呪詛に怯え、東京から逃れた二人は、雪深い温泉地で三姉妹と出会った。須美子の「呪い」は、三姉妹をも巻き込んでいく。殺人と怪異、果たしてその真相は。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

19
シリーズ第16弾。今回も事件がてんこもり、結局何人死んだのか…。赤川次郎作品に登場する若くて軽い感じの女の子って「ルミ」って名前の子が多い気がする。2014/04/27

LUNE MER

18
雪深い温泉宿を舞台とする冒頭。増改築を繰り返した結果、斜面に連なる本館と2つの別館は同じ高さで片や三階で片や五階というややこしい構造で…とこれは雪の山荘で階層錯誤トリックの流れじゃなきゃ何なのだ!とひとり勝手に盛り上がっていたのだが、事件はそんな本格みのある展開には目もくれずにいつものシリーズらしい安定の展開に。少し切ないストーリー展開。2023/05/12

まいっ♪

14
なんか今回は今までよりもちょっとシビアな内容でした。犯人は途中からわかりましたが・・・。なんか犯人を推理していくより描かれている登場人物の心情を読み取っていくほうが良い読み方なのかも知れないと思いました。それにしても恨み、憎しみは怖いですね!!いやぁ、恐ろしい。 そして最後から3行目の文にはちょっと感銘を受けちゃったり・・・。 2011/03/01

白雪ちょこ

12
今回は、かなりシリアスで暗い内容となっていた。 今時は聞かない、駆け落ちする男女の二人が主役。 呪いなんてものを信じ込み、どんどんと落ちていく姿は、まさに人間的な心理描写と生々しさがうまく描かれていた。 せっかく親切にしたのに、夕里子に呪いを押し付けようとしている、欲にまみれた部分や両親を失ったのに、気付いていないところなど、精神的に参っているような描写も描かれている。 夕里子達は、いつも巻き込まれているが彼女達には、真の強さをしっかり持っているから 、闇に巻き込まれずに済んだのかもしれない。2024/04/14

鍵ちゃん

7
天才ピアニスト、高田恭二は師であり愛心であった。深野須美子を捨て、若い恋人と駆け落ちした。済美子は恭二への恨みを綴った遺書を残して自殺した。済美子の怨霊を怯え、東京から逃れた二人は雪深い温泉の地で三姉妹と出会った。済美子の呪いは、三姉妹を巻き込んでいく。殺人と怪異、果たしてその真相は!2020/08/01

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