角川ソフィア文庫<br> 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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角川ソフィア文庫
万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

  • 著者名:角川書店【編者】
  • 価格 ¥539(本体¥490)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043574063

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内容説明

日本最古の歌集万葉集から名歌140首を選び丁寧に解説。歌に生き、恋に死んだ人々の歌を、しみじみ味わう本。参考情報を付しながら、古文の力がなくても十分古典の面白さがわかる。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

目次

早春の妻問い―篭もよみ篭持ち
潮満ちて―熟田津に船乗りせむと
大和三山の妻争い―香具山は畝傍ををしと
春秋の優劣―冬こもり春さり来れば
三輪山との別れ―三輪山をしかも隠すか
額田大王と大海人皇子―あかねさす紫野行き
初夏の香具山―春過ぎて夏来るらし
近江荒都―楽浪の志賀の唐崎
古き都―古の人に我れあれや
玉裳の裾―嗚呼見の浦に舟乗りすらむ〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

252
万葉集の原文は、”万葉仮名“で表記されて、この時代(舒明天皇の時代〈629~641〉から天平宝字3年〈759〉までの詩が収められている)は、母音が現在の5音でなく、8音だった(イ音・エ音・オ音が2つずつあった)ことが万葉集を詳細に調べることで判明している。また、枕詞や序詞・掛詞などが使われていて、日本独自の言葉遊び的な修辞法が見られるのが興味深い。本書はビギナー向けなので、代表的な詩だけでまとめられている。2018/08/20

Gotoran

78
謂わずと知れた日本最古の歌集『万葉集』(天皇、貴族、下級官人、防人、詠み人知れずなど、様々な人々が詠んだ約4500首)から140首を選び、原文、口語訳とその意味合い、歌の技巧、時代背景や人間関係等を丁寧に解説。更には要所要所に挿入された写真、イラスト、コラムの挿話も有難い。副題“ビギナーズクラシック"の名の通り、私のような万葉集初心者に最適。人を愛し、死者を悼み、自然を慈しんだ万葉人。1300年以上前の遥か彼方の万葉人が、歌に託した思いは、現代人の心にも通じる普遍的な心情に他ならない。2017/05/29

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

54
万葉集の入門書で、古来とくに親しまれた約百四十首が選ばれている。令和の元となった梅花の宴の序文も一部紹介されている。馴染み深い持統天皇の句は、万葉集では少し違っていて不思議に思ったが、百人一首に採られた際に、なめらかで優美なものに変えられたとのことで成る程と思った。歌を追って行くと、当時の歴史の流れが自然に見えてくるのが面白い。日本には固有の文字がなかったため、万葉集は中国から漢字を借りて「万葉仮名」で書かれたというから、原文のままでは歯が立たないなぁ。それと古代日本語には母音が八つあったと聞いて驚いた。2019/05/20

しゅてふぁん

53
再読。前に読んだときよりも内容が頭に入ってきたような気がする。お気に入りは『多摩川に曝(さら)す手作 さらさらに 何ぞこの児のここだ愛(かな)しき/3373東歌』。‘さ’音と‘こ’音が絶妙に繰り返されていて、何度も口ずさみたくなる。‘どうしてこの子はこんなにかわいいんだろう’という詠み手の心が溢れ出してきていて素敵!あーーー、もうこの歌大好きだー(*ノωノ)2018/05/16

佐島楓

52
レポート用読書。日本文学を専攻しなかったらおそらく読んでいなかっただろう。しかし全首読もうと思ったら大変だ(この本は一部抜粋)。2016/03/12

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