内容説明
戦国乱世の利家、松子(芳春院)夫妻に始まる加賀百万石・前田家。3代利常までの草創期、5代綱紀の隆盛期、幕末維新や太平洋戦争――旧藩主の家に生まれた筆者独自の視点から、先祖の歴史を綴るエッセイ。
目次
第1章 戦国時代絵巻
第2章 藩主・女人の群像
第3章 三代利常と加賀ルネサンス
第4章 五代綱紀はスーパーマン
第5章 江戸期・幕末の加賀藩
第6章 明治から昭和へ
感想・レビュー
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2
明治維新で前田家が動かなかったのは徳川家との代々の婚姻関係があったからというのは真面目にそうかもしれないと思った。ただ、明治以降の記述では「薩長の田舎者」など、元華族らしい嫌な感じがちらほら見えるので不愉快。誇り高い生き方は見習うべきだとは思うが、度が過ぎるとちょっとね。戦国時代や江戸時代の部分は面白く読めた。逆に戦中戦後のこの方にとっての身近な話は完全にプロパガンダにやられちゃっててがっかり。やはりお嬢様育ちだからなんでしょう。父上が軍人だったにもかかわらずこれだから驚いてしまう。2014/02/06
ice
0
当事者による貴重な証言で面白かった。