ハヤカワ文庫SF<br> ハイペリオンの没落(上)

個数:1
紙書籍版価格
¥946
  • 電子書籍
  • Reader

ハヤカワ文庫SF
ハイペリオンの没落(上)

  • ISBN:9784150113483

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

〔英国SF協会賞/ローカス賞受賞〕宇宙の蛮族アウスターの侵攻に対抗すべく、連邦の無敵艦隊が投入され、熾烈な戦火の中にとり残された惑星ハイペリオン。この星にある、時を超越した遺跡〈時間の墓標〉を訪れていた七人の男女の眼前で、ついに幾多の謎が解明されるときが近づいていた! 傑作未来叙事詩第二部

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kajitt22

48
謎の遺跡『時間の墓標』を擁する辺境の惑星ハイペリオンをめぐる壮大な物語。ここに来てはじめて一人称の主人公ジョン・キーツのサイブリット、ジョゼフ・セバーンが登場。主役なのか、あるいは全体像の語り部なのか。それにしても時の強弱が潮のように満ちてくる『時潮』や、今の生成AIへの考察の記述、また空飛ぶホーキング絨毯や、眠れぬ夜の各惑星への逍遙など、まさにSF感満載。決着はつくのか、もう一冊に突入。2023/07/09

Small World

34
読み始めると止まらないのは「ハイペリオン」と同じですが、この上巻の後半からは、登場人物それぞれのクライマックスの連続で、息つく暇もありません。一人また一人と消えていく巡礼者たちの行く末は?!世界の運命は?!って感じで下巻に進みます!2020/01/13

ひろぞー

32
とうとう物語が動いてきた感じ。私的には巡礼者達が次々に消えていく(死ぬのも含めて)展開が気になって、グラッドストーンの視点とか良いから!(良くないのだが)ってイライラしてしまった。笑。続きも気になりますね。2017/11/11

akira

27
ハイペリオンシリーズ第3段。怒涛のように動き出す物語。前二作のオープニングロールを終え、旅は本格的に始まる。交錯する時間流の中、困難に直面する者、因縁の相手と再会する者、来たる未来に苦悩する者。ある者が知る、ある者の運命。時は残酷なまでに彼らを弄ぶ。彼らだけではなく、世界を取り巻く脅威もその威容を見せはじめた。そして、ついに来たタイムリミット。父の決断は、果たして正しかったのか。いや、もはや正しいとかの次元ではないのかもしれない。「すべては大いなる目的のため」2014/03/25

たらお

26
シュライクという鋼鉄の刃で全身が覆われている3mの見上げるばかりの巨軀。多数の切子面で覆われた目の奥で、赫い光が不気味に明滅する。4本の手の指先からは、鋼鉄の爪がメスのように光る。表現を積み重ねて読んでいくと、それと対峙する状況は怖く、前巻の予言通り、一人また一人と巡礼者を葬っていく…この苦痛の神は、果たして戦争という大きな枠の中で全人類の滅亡を覆す予測不能の神となり得るのか?登場する人物の人生が絡まり合い、濃密な文章は、ややもすると筋を見失いそうになるが、伏線回収が心地よく、読むのがクセになる。2018/03/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/568496
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす