内容説明
「処刑を含め〈総括〉を担ったから、僕には逃げ道がないわけです…」日本中を震撼させた歴史的事件の当事者が、同志殺害の真相解明と裁判闘争に賭けた27年の獄中生活を出所後、初めて語る迫真の書。
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目次
娑婆人生、三年目―序にかえて(「強制睡眠」からの解放 インタビューを通して経験したこと 浦島太郎から抜け出して行く道 ほか)
1 インタビュー・連合赤軍27年目の証言(連合赤軍事件と獄中27年 僕にとっての連合赤軍事件 連合赤軍秘史・番外編)
2 甲府刑務所だより(懲役囚としての仕事の楽しみ 南アルプスの眺めに感動しています 刑務所の土・日は貴重な時間です ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
2
「殺したいという気持ちでやっているわけじゃない」「気持ちとは違う方向に状況が進行していっちゃう」と著者はいう。正しいという確信のないまま、レールに乗ったまま脱輪できない。しかもそれを著者は狂気ではないという。程度の差こそあれ、連合赤軍事件のような状況はどんな環境でも起こりうることを示唆している。2018/04/01
あーさー
1
連合赤軍のメンバーだった著者が、時を経て、当時のアレヤコレヤを綴った作品。さすがのリアルさです。2023/06/11
猫草
0
連合赤軍関連の本はけっこう 読んだので 目新しい事は無かった2013/08/19
塩太郎
0
静岡市内でバーを営んでいるという現在の植垣氏。一度お会いしてみたい。2008/11/03
レリッグ
0
インタビュー集で出獄してからの植垣氏の人となりがよくわかる2008/05/29