内容説明
巨額の遺産を継いだ岡島瑛子は、旅先のロンドンで、甲高い笛の音とともに悪夢を見る。首を切られた赤毛の女が、枕元で瑛子を見下ろしているのだ! 昔その部屋で猟奇殺人事件があった事実を告げられた瑛子は、徐々に心のバランスを失って、精神分析医・氷室想介の治療を受けるようになる。そんな彼女が、晩秋の軽井沢から氷室にSOS。先生、私は今夜呪い殺される! ロッジに到着した氷室は、狭い部屋の間取りから密室殺人計画を看破。だが、そのとき不気味な笛の音が響き渡った!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
19
ワンナイトミステリー・氷室想介シリーズ。トリックよかった。トリックの一番肝心な部分が明かされた場面で「そうだったっけ…?」と記憶を掘り起こす。これをミステリー小説に使うなんて作者はすごいなと。2023/12/10
καйυγα
7
ミステリー小説。タイトルから興味を抱いたがとても物足りない内容であり、ミステリー度はお世辞にも高くない。読みやすいけど、ドキドキハラハラがなく、在り来たりな仕上がりだった。ダメ押しは序盤から「コイツです、コイツはこの後やらかします」と伏線なのか自嘲なのか不明な言葉を並べ、更に先がほぼ分かってしまうという虚無感。あと3捻りぐらい欲しかった。個人的には最後のオチは好きだった。2014/10/01
そのぼん
5
不気味な感じのミステリーでした。一冊の本としては短めだったので軽く読めました。2012/02/25
ホームズ
5
ワンナイトミステリーってことで非常に簡単な話。そして特に面白くも・・・。50年前の猟奇殺人の被害者の亡霊とかホラー的な話でそのままホラーで終わらせた方が面白かったかも(笑)2009/09/21
ホームズ
3
簡単な感じで(笑)2006/04/05