角川文庫<br> 斎王の葬列

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角川文庫
斎王の葬列

  • 著者名:内田康夫【著者】
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  • 特価 ¥319(本体¥290)
  • KADOKAWA(2011/11発売)
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  • ISBN:9784041607381

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内容説明

帝の名代として伊勢神宮に仕えた皇女たちの生涯は、儚い哀しみの歴史に包まれている。その斎王伝説を題材に、滋賀県土山町で映画のロケが行われていた。ところが現場付近のダムで、男性の水死体が発見され、容疑がロケ隊のメンバーにかかってしまう。監督の白井は高校時代の旧友、浅見光彦に嫌疑を晴らして欲しいと依頼するが、その直後に第二の殺人が発生した。真相を追う浅見は、やがて34年前の皇太子御成婚前夜に起きた惨劇に辿りつくが――。 長編本格ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HiroNuma7

17
探偵・浅見光彦シリーズ。今回の舞台は、滋賀県の甲賀郡。かつて、そこは斎王と呼ばれる天皇の名代として伊勢神宮に使える皇女が、伊勢へ向かう際の宿として泊まった頓宮のある場所でした。そこに斎王の映画をとるために劇団が訪れます。ロケ中に起こる元劇団員だった地元民の死。警察に疑われた劇団長から浅見は助けを求められます。そこには、過去の出来事をきっかけとした悲劇の連鎖がありました。途中でネタが分かちゃいましたが楽しめました。2016/12/28

だのん

16
警察などに頼らず一人で突っ走る浅見光彦の行動は、ちょっと危険なので毎回ハラハラさせられますが、解決まで一気に走り抜ける姿はお見事でした。内田さんの作品は日本各地の観光地や歴史など知ることができるのも楽しみの一つになっています。斎王の制度に興味がわきました。今回は軽井沢のセンセが出てこなくて残念でした。2022/10/01

かのん

10
浅見光彦シリーズ。斎王について、ほとんど知らなかったので、読んでいて、とても勉強になりました。歴史とミステリーでとても面白く読むことが出来ました。ラストは、最善の選択だったのかもしれないけど、やるせなさが残った。2020/03/06

しんた

6
斎王伝説にまつわる話。舞台は伊勢、滋賀南部。伊勢神宮に入ったが斎宮にも行きたくなった。ストーリーは禁断の恋でよくあるパターン。歴史要素が濃いとページ数が多くなる2014/12/29

Kiyoshi Utsugi

5
浅見光彦シリーズの一つで、滋賀県甲賀市土山町を舞台にした作品です。 土山町は、東海道の宿場町であったところです。その土山町にやって来たのは、浅見光彦の高校時代の同級生である白井貞夫で、映画「斎王の葬列」を撮るためでした。 そんな時、ロケ地近くで水死体となって発見されたのは、白井と何年か前に同じ劇団で芝居をしたことがあり、現在は土山町に帰っている長屋明正でした。 高校時代の同級生ということもあって、この事件を解決するのに浅見光彦を助っ人として頼みます。 歴史と上手くミックスさせた内容で面白かったです。2019/07/19

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