内容説明
昭和56年、多くの犠牲者を出した北炭夕張炭鉱事故。閉山の危機に立つ同鉱救済のため、日本炭鉱労働組合は最後の闘いに臨んだ。エネルギー革命下で起こった事故の底流にあったものは。元北海タイムス記者が悲劇の内側を検証する。
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目次
ヤマの崩壊はこうして始まった
難航した管財人選び
再建の方途さぐる
再建に暗雲立ちこめる―労務債問題が最大の障害
三井鉱山対北炭の確執
大沢管財人、労組に閉山提案―規模縮小による再建の可能性探る
労務債の弁済をめぐって、政商萩原吉太郎氏を追及
炭労、閉山合意に傾く―閉山後の新会社設立に希望を託して
新会社の設立に赤信号点滅
山中通産大臣が政治決断―北海道、石炭協会による新会社設立〔ほか〕