ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 連闘

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ハヤカワ・ミステリ文庫
連闘

  • 著者名:ディック・フランシス【著】/菊池光【訳】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 早川書房(2014/09発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150707255

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内容説明

〔競馬シリーズ〕敬愛するカシリア王女が危機に――夫が、銃器製造の分野に進出を狙う会社の共同経営者に脅迫を受けているという。その男の手から夫妻を救い出すため、キットは再び立ち上がったが、敵はすでに彼の身辺にまで卑劣な罠を……『侵入』の主人公が揺れる恋のなかで挑む新たな闘い!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

49
★★★★☆ 再読。主人公は「侵入」から引き続き騎手のキット・フィールディング。王女の夫の会社で、共同経営者が武器製造業に転換しようと脅迫を開始。一方婚約者ダニエルは恋敵に奪われそうになっている。競馬シリーズ初の連闘が始まる…。  障害競馬の迫真のレース場面は流石。婚約者のダニエルが離れようとする理由も騎手ならでは。冗談めかして死地に飛び込んでいくキットは格好いいけど、妻の身になったら辛いかぁ…。カシリア王女やウィケムなど愛すべき人物との再会も嬉しい。「おれは乗り方を変えることはできない。これが生活なんだ」2021/09/26

もえたく

11
競馬ミステリー「侵入」の続編。今回の最大の障害は、婚約者の心変り。もちろん、敵役もこれでもかというくらい憎たらしいですが、タフな主人公も恋の悩みには弱いようで。主人公たちが敵役に反撃に出るシーンは拍手喝采。このカタルシス感はたまらない。2015/01/30

bapaksejahtera

10
「侵入」に続くキット物。障害騎手としての危険に満ちた生活に婚約者ダニエルは動揺し、それがキットに恋の不安をもたらす。更に彼が屡々騎乗する馬の持ち主の老王女の夫に対して、粗暴な企業家が到底飲めない新事業案を持ち込んでその履行を迫る。前回のキットの活躍から王女は彼に助力を求める事となる。更には前回と引き続きキットの家系を敵視する男(妹の義父)が執拗な攻撃を加える。以上どうにも陰鬱なスタートだが、巻末解説者はハッピーエンド以外ないこのシリーズゆえ、安心して読めよかしと。確かにその通りとなる。結果オーライな作品。2022/05/06

たこやき

10
『侵入』の続編となる一作。今回は、キットの妹・ホリィ夫妻はほとんど登場せず、王女らを襲う敵との戦いに。王女の馬が殺され、王女、さらにキットや婚約者ダニエルらにも魔の手が伸びる……。スリリングさもさることながら、本作のシリーズは主人公のキットや王女、調教師のウィケムと言った面々が、馬たちを心から愛しているのが伝わってくる。故に、敵への怒りが沸く。この辺りが、物凄く上手いな、と感じた。2013/06/19

Pia_610

6
D.フランシスの競馬シリーズは何年も前にハマってその当時までの作品はすべて読んだが、これはそのあとに書かれた作品で初読。久々のフランシス作品を堪能した。どのシリーズも知的で人格的にもその道の才能にもすぐれた主人公が、危機を頭脳で切り抜けるという大筋は同じなのだが、毎回最初から最後まで楽しめる。水戸黄門的なワンパターンの安心感とも全く違う。主人公の魅力と作品自体の品、何よりも馬と主人公との深い繋がりが毎回とても心地よく、邪推なくストーリーを追ってはらはらドキドキできるのが、フランシス作品の魅力だと再確認した2011/07/01

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