集英社文庫<br> メッタ斬りの歌

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集英社文庫
メッタ斬りの歌

  • 著者名:佐藤愛子【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2013/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087498103

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内容説明

「ああ、もうメッタ斬りに斬って斬って斬りまくりたいわねぇ」気配り、礼儀、人の世話を旨とする、健全な家庭婦人光代さんの近頃の口癖はこれである。自宅で貸間を始めて20年。不倫女子大生、浮気妻、軟弱男性。今や間借人はこんな輩ばかり。ケチでガンコなうるさいばあさんと人に酷評されながらも、他人にも自分にも「誠実」なババタリアンの奮闘物語。ユーモア長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

97
作者お得意のユーモア小説。下宿屋を営んでいる光代さんが、下宿人の生活に口を出して騒ぎが起こる。かなり可笑しくて、読みながら何度も笑った。昔の小説なので古くなっている部分もあるが、テンポが良くて文章も読みやすいので、気持ちよく読了できた。光代さんはいつも怒っている。怒りの主な原因は下宿人たちの生活の仕方だ。だらしなくて、恋愛にルーズなカオルさんが特に攻撃の対象になる。光代さんの口癖は「斬って斬って斬りまくれ」でこれを口にして、気持ちを静めているのだ。光代さんには、当時の作者の気持ちが反映されているのだろう。2018/07/23

こけこ

1
「斬って斬って斬りまくれ」わかるなー、その気持ち。2017/07/13

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